31話 ページ41
柔らかい桔梗の髪を撫でる
隠し事が多い桔梗、自分の事を
暴かれたくないのか
ひた隠しのように見せない心の内
桔梗の事だ
抱えてる秘密を知られたら
俺達に嫌われてしまう、などと言う
戯言を思ってるのだろうが
そんな馬鹿な事は無い
俺達は何があっても‥
『あ、あの、鶴丸さん‥//?』
「馬鹿な君の事だ、君の口から聞く前に
言っといてやろう」
『///?』
「誓おう、俺達は例えこの先何があろうと
桔梗、君の事を離したりなどしないし離れない
君はもう俺達にとって大切な《主》なのだから」
細い腰を抱き寄せる
至近距離、桔梗の顔にぐいっと近づける
俺の白く長い睫毛が
桔梗の黒く長い睫毛に触れる
名前を呼ぼうとする唇を塞ぐように
俺の親指が拭うように触れた
その愛らしい唇に近づける
「むっ、何をするんだ、桔梗」
『な、なにって鶴丸さんの行為を
止めただけです‥//!』
「随分とずるい事するんだな
三日月は許せて俺は許せないのか?」
『っ‥///!?』
驚いた顔も好みだ、大きいな眼が
更に大きくなって吸い込まれそうになる
唇を塞ぐ手が両手になる
俺の顔が見れないのか、それとも恥ずかしいのか
背けられてる顔は斜め下を見つめていた
そんな姿も愛らしい
俺は塞ぐ両手を解く
細い手首、力を入れれば折れそうな程
「仕方ない、今回は諦めて
これで我慢しとくさ」
『‥//?』
桔梗の両頬を辺り、包み込む
前髪の上から送る額への口付け
それにビクッとしてる桔梗が
可愛いらしくて堪らない
目を合わせるように持っていけば
頬を染めた顔と合う
堪える何か、男は野蛮になってはいけない
俺は桔梗の手を握る
早く寝るぞ、君は身体が弱いんだ
そう言いながら引く
「寝言で「もう食べれません」と
聞かせてくれ、この食いしん坊め」
『私そんな事言ってるのですか!?』
「あぁ
まさに花より団子だな、君は」
『は、恥ずかしいです‥』
「そうか?
俺は栗鼠のように頬張る桔梗も好きだ」
『っ‥//』
「おっ、少し俺にどきってしたかい?」
『からかわないでください!』
そう言って早歩きに変わる
少しは元気になったか?
桔梗に、哀しい顔は似合わないからな
―鶴丸さん―
桔梗には笑顔が良く似合う
いつも隣で見ていたいものだな
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ベスくん(プロフ) - 瑠璃さん、ハマってしまいました、なんと言うことでしょう、ずっとシャンパンゴールドが頭から抜けません(笑) 本のことは知りませんでした!なにぶん、ハマったの最近なんです! (2019年6月21日 1時) (レス) id: fe5bc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ヒプノシスマイクハマりました?私は麻天狼派です!6月25に麻天狼とポッセ、B,BとMTCの本が発売、すでにTDDの本が発売されてます知ってたらすいません (2019年6月20日 19時) (レス) id: dab8dcba5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ベスくん | 作成日時:2019年6月8日 23時