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11話 桔梗の夢 ページ12

桔梗が発した《帰蝶》と言う名
もう聞くことがないと
思っていた名前、どうして桔梗の
夢に彼女が現れたのか
それは僕にはわからないし
ここにいる皆も理解出来てないようだ
山姥‥‥国丸といて
何かしらあったのか、はたまた
あの鬼になった《主》が
勝手に出てきたのか、どちらかだと
思うけど

桔梗に手を出すなら斬らないとね

例え元《主》でも
鬼になれば関係ないよね?
僕は妖でも鬼でも人でも
桔梗の為なら何だって斬っちゃうからね

静かに眠る桔梗の髪に触れた
柔らかくて、さらさらした宵闇のような髪
大事にしたいと思えた
桔梗も弟と同じぐらい大事
だから、尚更なんだよ‥帰蝶

僕に君を斬らせてほしいな‥なんて。





「桔梗ちゃんの夢って
前にもあったの?」

「あぁ、俺と三日月はなかったがな」

「俺と兄者もなかった」

「そうだね、お前が桔梗を誘拐したからね」

「はぁ?誘拐?

何それ、あんまりスルー出来ないんだけど
どう言うこと、膝丸」

「あれは兄者を助ける為に
致し方なくだな!」

「‥僕、お兄さんをダシに使うのって
かっこ悪いと思う」

「なっ!?」

「そう言わないであげてほしいな

本当に僕を思っての行動だからね
膝丸のおかげでここに僕がいるからね」

「兄者ぁ‥!

ん?い、今俺を膝丸って!
膝丸って呼んだか!?

もう一度呼んでくれ、兄者!」

「えっと‥薄緑?」

「兄者、間違ってないようで
間違ってる、なんだこの歯痒い感じは‥!」





可愛い弟に微笑む、しかし
何故、僕と弟には夢がなくて
他の刀剣たちには夢があるのだろう
そこは本当に不思議な事だよね
何かのきっかけとかあるのかな

清丸は‥、いや俺、清丸じゃないから
加州清光ね、名前覚えてよ!と
清丸が言ったから
千年、刀やってるとね大抵の事は
どうでも良くてね
あれこれ名前がついた僕は
名前なんてどうでも良くなるんだよ
僕がそう言えば
俺はどうでも良くないから
何故か、呆れたように言われた
それに対して、ごめんねと微笑めば
はぁ‥とため息をつかれた





「話が逸れてますぞ、髭切殿」

「あぁ、ごめんごめん
えっと‥振丸」

「‥‥桔梗殿の夢に出てきのは
私、加州殿、燭台切殿と大倶利伽羅殿
そして、山姥切殿」

「一兄‥」

「共通点がない」

「そうだな、伽羅坊の言う通り」

「誰かが意図的に見せてると言うのはないのか?」

「山姥、それはわからん
俺たちも桔梗の夢には何もわからない」







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作品ジャンル:アニメ
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ベスくん(プロフ) - 瑠璃さん、ハマってしまいました、なんと言うことでしょう、ずっとシャンパンゴールドが頭から抜けません(笑) 本のことは知りませんでした!なにぶん、ハマったの最近なんです! (2019年6月21日 1時) (レス) id: fe5bc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ヒプノシスマイクハマりました?私は麻天狼派です!6月25に麻天狼とポッセ、B,BとMTCの本が発売、すでにTDDの本が発売されてます知ってたらすいません (2019年6月20日 19時) (レス) id: dab8dcba5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベスくん | 作成日時:2019年6月8日 23時

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