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1話 薬研と鶴丸 ページ2

薬を調合、江戸の遠征から採取してきた
紅い実、それを違う薬草と混ぜる
こんなものか?と舌で味見
苦味にうっ…と顔を歪める、まぁ
良薬は口に苦しってな
これを白湯に溶かし飲めば熱も引くだろう
それを持ち部屋から出た
燭台切の旦那に渡しに厨へ

戸を開く、燭台切の旦那はいるか?と
顔を覗かせば誰もいない
何処にいんだ?と目的の人物を探すため
本丸の中を歩く
探せど探せどいない姿、仕方ねぇ俺っちが
白湯にいれてやるか、引き返そうとした時

ちょっと!鶴さん、じっとしてて!
その声は紛れもなく燭台切の旦那
俺は自分の部屋へと足を進めた
まさかのすれ違いか、おまけに鶴丸の旦那が
包帯ぐるぐる巻きにあっていた





「天の助け!薬研、どうにかしてくれ!」

「おいおい…包帯の無駄使いするなよ

燭台切の旦那、代わろう
俺っちがする」

「薬研くん、ごめんね」

「あぁ、いいさ

それより、これ大将の薬
調合したんだ、白湯に溶かして飲ましてやってくれ」

「うん!わかった!」





笑顔で部屋を出て行った燭台切の旦那
俺っちは、はは。見事なぐるぐる巻きだなと
笑い包帯を外していく
たく、光坊が心配してな
俺は薬研が戻ってくるまで
待ってると言ったんだがな…大人しく包帯を
外させれてる鶴丸の旦那
血がついた箇所は切り取り使う
消毒液を傷口に当てれば、うっ…と痛みに
歪める顔、大将の体調が良くなるまでは
これで我慢してくれや、そう言えば
わかってると頷いた

なんですぐに俺っちの所へ
来なかった?と聞けば
鶴丸の旦那は、戻って来た事に安心がしたかったんだ、桔梗の姿を見れば
安心すると思ってな、自分の傷口を見て言う





「三日月が来なかったら
俺はもしかしたら、死んでたかもな」

「加州の旦那を庇ったみたいだな」

「あぁ、仲間を守るのは当然だろう
他に理由があるか?」

「いや、ないね
俺っちも同意見だな」

「君の場合は一期がうるさそうだな」

「はは、違いねぇ
いくら俺っちが戦場育ちと言っても
兄貴からしたら俺は『弟』だからな」

「目に入れても痛くない程可愛い弟だな」

「それを言うなら
三日月の旦那と鶴丸の旦那だって
似たような物だろう

平安時代から、兄と弟のようなもんだろう」





傷口に当てるガーゼ、それを外れないように
半透明のテープを貼り
包帯を上から巻いていく

2話 薬研と鶴丸 2→←自己紹介ー審神者派遣組ー



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設定タグ:刀剣乱舞 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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ベスくん(プロフ) - 瑠璃さん、ハマってしまいました、なんと言うことでしょう、ずっとシャンパンゴールドが頭から抜けません(笑) 本のことは知りませんでした!なにぶん、ハマったの最近なんです! (2019年6月21日 1時) (レス) id: fe5bc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ヒプノシスマイクハマりました?私は麻天狼派です!6月25に麻天狼とポッセ、B,BとMTCの本が発売、すでにTDDの本が発売されてます知ってたらすいません (2019年6月20日 19時) (レス) id: dab8dcba5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベスくん | 作成日時:2019年6月8日 23時

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