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19話 算段 ページ19

刀が振り落とされる時
けたたましい音に、私は驚いて目を開ける

私を守るようにその刃を
受け止めてくれてる鶴丸さん
くそっ、馬鹿な君のせいだっ…!
そう言いながら、一期一振様の刃を弾き返し
私の手を掴み外へ出る

私たちを追うように走る一期一振様
外に出れば三日月さんたちが
こちらに向かって走ってきていた
それを分断するように一期一振様が
割ってはいる





「どうやら、一期は俺たちを殺す気のようだな」

「えぇ…!?
ど、どうしましょ…」

「君が招いた事だろう、ったく

それより君、一期を助けられる算段はあるのか?」

「はい、一つだけ」

「そうか、それだけ聞けば充分だ」

「何をするのですか?」

「なに、いっちょ一期と遊ぶ
その算段とやらに俺の命を預けるぜ
君の算段に掛かってるからな」




じゃないと俺が折れるぜ!
そう言って駆け出した鶴丸さん
一期様と鶴丸さんの刀が鍔迫り合う
その隙にこちらに駆け寄ってきた
三日月さんたち

鶴1人じゃ手こずるだろう
俺が請け負う
桔梗、頼むぞ
三日月さんも刀を抜く
はい!
私の頷きを見届けると
体勢を崩した鶴丸さんの代わりに
受け止めた刃

おっと、助かったぜ三日月
君と共闘か
しっかり頼むぜ
三日月の隣に並び言う
誰に言うておる?
天下五剣を侮るなよ、鶴丸
不敵に笑う三日月に
いいねぇ、その顔
君のその顔、結構好きだぜ?
鶴丸も同じく笑う




「それで桔梗、どうするのかな?」

「算段とは何だ?」

「今から陣を描きます
その中に一期様を誘き寄せます
それで、私の巫女の力で浄化します」

「なるほどな
それは命を懸ける危ない事ではないな?」

「はい、大丈夫です、膝丸さん
この中に一期様にとりついた
悪しき魂を封じ込めます」

「それはなに?
紫の珠のようだけれど」

「これはお爺様からいただいた物です
長年、愛崎家に伝わる物で
『桔梗』の名をいただいものだけが持つ証でもあります」

20話 浄化→←18話 離れへ



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三三七拍子 - 源氏兄弟の名前のくだり、もうほんっと大好きです! (2019年6月26日 10時) (レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - オリジナルフラグ外せば違反にならないから、今のうちに外してしまおう? (2019年1月12日 16時) (レス) id: 9e58c80ee2 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう (2019年1月12日 16時) (レス) id: a2860cc4ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベスくん | 作成日時:2019年1月12日 16時

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