検索窓
今日:31 hit、昨日:9 hit、合計:309,906 hit

17話 茶会しながら ページ17

甘い物、お茶
私と刀剣様たちでの茶会
こんなにまったりしててもいいのでしょうか
他にも傷ついた刀剣様が
いると言うのに

茶会しながら本丸のことを
教えてもらおう






「あの、皆様の他にあとはどの刀剣様がいるのですか?」

「あーそうだなぁ
れあ太刀と呼ばれる刀剣はまぁほぼいるな
前の人間が欲しがってたからな、その中で
粟田口の一期一振には近寄らない方がいい」

「賢明な判断だな
一期一振は今、危険だ」

「どうしてですか?」

「一期一振は、兄弟が多い刀派なんだが、ほとんどが短刀なんだ
それを前の人間が好かなくてな

ほとんどの者が手入れさず、戦場で散ったり
折られたりな

なんて言うんだ、闇堕ちか?
それになっててな
いま、離れの方に隔離してるんだ

だから、君は近づかない方がいいと言うか
絶対近寄るな!
君のことだわかってるぞ!」








お饅頭を持ち私を見る
そして、指さし絶対だめ!!と念押し
私は三日月さんを見た
きっと、三日月さんなら
いいよって言ってくれる……自信がない

案の定、三日月さんも
にっこり笑って
ははは、桔梗、お前が行くだと?
ならば縄でその足と手を縛りつけるか
そう言われた

髭切さんへ視線を送れば
代わりに帰ってくる膝丸さんの厳しい目
私は大人しくお饅頭を食べる

美味しい

でも、心配だな…
私に出来ることがあるのなら

視線を下げ何かを考えてる桔梗を
刀剣たちが見つめていた

お饅頭のおかけでお腹が満たされ
眠くなる私
小さな欠伸をすれば
眠たいのかな?今僕達がいるからゆっくり寝ても大丈夫だよ
髭切さんが頭を撫でてくれる

いえ、大丈夫です
微笑みそう言えば
寝た方がいい、てか寝ろ!
鶴丸さんが無理矢理
自分の膝に私の頭を押し付ける






「痛いです、もう少し優しくしてください
痛いのは好きじゃないです」

「無理言うな
女の扱いは慣れてない」

「ではこれを機に優しく…なって、くださぃ…」

「はいはい、優しくな

桔梗、いい夢を」

「鶴」

「なんだ?」

「桔梗を好いてるだろう?」

「は、はぁ!?
そんな訳がない!
こんなちんちくりんなんて
三日月とお似合いだ」

「桔梗はちんちくりんじゃないよ、鶴丸」

「あぁ、桔梗は綺麗だと思う」

「鶴の目は腐っておる」

「腐ってなどない!

だが‥そうだな、うん
見てて危なっかしいな、桔梗は」







優しい顔をしてそっと撫でた桔梗の頬

好いてる?
あぁ、そうかもしれないな

18話 離れへ→←16話 一休み



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
326人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

三三七拍子 - 源氏兄弟の名前のくだり、もうほんっと大好きです! (2019年6月26日 10時) (レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - オリジナルフラグ外せば違反にならないから、今のうちに外してしまおう? (2019年1月12日 16時) (レス) id: 9e58c80ee2 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう (2019年1月12日 16時) (レス) id: a2860cc4ee (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ベスくん | 作成日時:2019年1月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。