行きつけの喫茶のアルバイトが余りにも元彼に似ているので取り敢えず一発殴りたいです。

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「お、初音からメール」









そう言って携帯を開く。私は見ることが出来なかったがどうやら初音さんのネイルが写っていたらしく周りにいた女友達に散々弄られていた。









暫く幸せそうな顔を見ていると伴田さんが一瞬顔を変えそそくさとトイレに行った。





「わ、悪いちょっとトイレ」









「「いってらっしゃーい」」









ご友人の方々は気づいてはいないようだがあまりにも不自然にトイレに向かって行った。こりゃ…一波乱ありそうですな…









「どうしたのコナンくん。知ってる人でもいた？」









蘭ちゃんの声にそちらを向くとコナンくんが軽く伴田さんを目で追っていたのが目に入る。するとコナンくんはすぐ子供らしい声で可愛らしく答えた。









「ううん。何でもない！」









その笑顔に、少し不信感を抱いてしまったのは私だけだろうか。コナンくんは時々小学生には似合わない表情をする。









もしかして……コナンくんも気づいた……？いやそんなはずは無いと必死に否定する。幾ら少年探偵団を名乗ろうと小学生。ただの小学生がこんなに鋭いわけがない。









そんな私に一つの仮定が生まれた。もし、コナンくんがただの(･ ･ ･)小学生ではなく特別だったら？









「ああｯもう分かんない！！」









思わず声を上げる。あ、やっべ、やらかした。周りが賑やかすぎるため他の人たちには気付かれなかったが蘭ちゃん、コナンくん、毛利探偵はえ…？みたいな困惑の表情を浮かべている。私はそれに、えへへ…と苦笑いで返す。









結婚パーティーて祝福する方も幸せなはずなのに…こんなにモヤモヤするパーティーは初めてだ。

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