1 ページ4
「結婚パーティー?」
私の行きつけのカフェポアロ
あの有名な毛利探偵事務所の下の階に位置するこじんまりとした喫茶店だ。
そこの行きつけになってはや、3ヵ月。毛利探偵の御息女、蘭ちゃんと居候のコナンくんとも仲良くなった。
そして今日蘭ちゃんから結婚パーティーに招待された。いや、蘭ちゃんが高校生探偵くんと結婚するわけじゃなくてですね
毛利探偵のご友人が結婚されるそうです…私もそろそろやばいかなぁ……
ええ、私ピッチピチの29歳でございます(白目)
「そう!今週末にあるんだけど…良かったら行きませんか?」
蘭ちゃんと話してるの忘れてました。ごめんね、マイエンジェル
「う〜ん…予定なんかあったかなぁ……」
そう言ってペラペラと手帳を確認する。その手帳には仕事の予定しかなく、独身の私を傷つけるのには十分だった。
「うん…悲しい独身おばさんには特に予定はないよ。」
そういうと蘭ちゃんは必死に"そんな事ないですよ!"と否定してくれた。
「私、陽菜さん見たいにバリバリ働く人憧れます!」
嗚呼…若いっていいな…なんて言うか、目がキラキラしてるよ…
「蘭ちゃん見たいに格闘技が強くって可愛くて正義感に溢れた人…警察に欲しいわぁ…」
そうしみじみ言うと蘭ちゃんは嬉しそうに頬をかいた。本当に可愛いです。
でも、よく考えてみたら駄目じゃん…
「蘭ちゃんもう就職先決まってるじゃん…あぁ…いい人材なのに…」
「私決まってませんよ?」
「決まってるに決まってるじゃん。あれ、日本語おかしいな…」
そう1人でぶつくさ言っているとコナンくんが不思議そうに私に訊ねた。
「それで、蘭姉ちゃんの就職先てどこなの?」
「え?新一くんの所に
蘭ちゃんが顔を真っ赤にしている。それはわかるけど…なんでコナンくんまで顔が赤いの?
あ、もしかして…
「コナンくん、蘭ちゃんのウェディングドレス姿を想像したね?だから顔赤いんだぁ…」
このこのぉと柔らかい頬をつつく。この時点ではまだ私は幸せの絶頂にいたのに。
私はこの後に起きることを知る由もなかった。
1810人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水飴(プロフ) - クーニャンさん» なんと!!小学生でやられましたか!!私は中学からだったので…すぐ前のことですが懐かしく感じてしまいますね…!!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - misaさん» コメントありがとうございます!!合唱曲にもなってましたね(笑)私のクラスも候補にありました(笑) (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 千さん» レス遅れて申し訳ありません!相変わらずのノロノロ更新ですがどうぞ見捨てずに見てやってください!これからもよろしくお願い致します!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 私は小学生の時に国語の朗読でやりました!懐かしいです。 (2018年6月12日 0時) (レス) id: 99bb6326e7 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 私も この気持ちはなんだろうってやりましたよw合唱しましたよw (2018年5月5日 21時) (レス) id: 338ac70cb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水飴 | 作成日時:2017年5月7日 20時