行きつけの喫茶のアルバイトが余りにも元彼に似ているので取り敢えず一発殴りたいです。

13 ページ18

「安室さんの見事な推理にまずはブラボーと言わせてもらいましょう」









私は軽く手をたたき拍手をする。その不可解な行動に安室さんは眉を寄せた。









「ありがとうございます。ですが、その言い方ですとなにか推理な否があるように感じますが…」









「その通り、君の推理には落とし穴がある」









「…落とし穴？」









私は探偵にでもなった気分で人差し指を立てた。









「さっき安室さんは靴は切り刻む必要が無いと言ったよね？」









「ええ、言いましたよ。彼の靴はどこにでも売られているスニーカーである事は間違えないでしょう？」









やっぱり似てるよ。にやっと笑うドヤ顔と細かいくせも…ほんとに…イライラするわぁ……









さて、そのドヤ顔が崩れるのを楽しみにしてるよ(ゲス顔)









「その通り。でも、そこが君の落とし穴」









「は？」









「蘭ちゃん、伴田さんの靴…何かつかなかったっけ？」









蘭ちゃんに話を吹っかけていく。その方が楽しいもんね。









「靴…あ、クリーム！」









「そう！その通り！高木君！確認してみて。」









高木君が靴の裏のクリームを確認する。靴の裏には確かにチョコレートクリームがついていて、伴田さんが無実であることを証明した。









「どう？安室さん。つまり貴方は！自分の推理の首を自分で締めたんだ。」









そうして薄く微笑めば安室さんのパーフェクトベビーフェイスが崩れた。









これで少しは初音さんの気も晴れますよーに！！！









◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌



更新遅れて申し訳ありません！！

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す