検索窓
今日:2 hit、昨日:49 hit、合計:664,326 hit

キスの日番外編 ページ12

「どうしたんだ、そのラブレター」









「いや、今日ラブレターの日らしくって…貰った」









「俺がいるのにな…」









「いや私は零よりも全世界の女の子の方が好き」









「まさかのカミングアウト」









下らない会話を繰り広げている二人。警察学校では毎回トップを争うよ気ライバル同士であり…









恋人同士である。









来る五月二十三日。この日は所謂ラブレターの日らしく、彼女である間宮陽菜は両手いっぱいのラブレターを持っていた。









割合は男:女=3:7である←









ちなみに彼氏の降谷零もかなりモテるので警察学校では美男美女カップルとして有名だった。









「あの、陽菜さんいますか!」









また一人の警察見習いの女の子が陽菜を呼び出した。顔を火照らせ照れている様子から恐らくラブレターだろう。









「私だけど…」









「す、少しお時間よろしいですか!」









「ん、いいよ」









そう言って陽菜は腰を上げて女生徒の方に向かった。案の定待っていたのはラブレターで









「あの、この前の訓練かっこよかったです!」









「ありゃ、褒められちゃった」









ありがとねと綺麗な笑顔で頭をぽんと叩く。それに女生徒はますます顔を赤くして口早に陽菜に告げた。









「あの…弟子にしてください!」









「いいよ…ん?」









今日何回もラブレター+告白を受けてきたが弟子にしてくれと言われるのは初めてで思わず間抜けな声を零す





「あの…陽菜さんは私の憧れなんです!だから…強くなりたいから!」









その少女の瞳には迷いはなく真っ直ぐで綺麗な目をしていた。陽菜はそれを見て口元をニヤリと上げる。









「ほぉ…いいね。いい顔してるよ。うん、この子なら平気だね」









そう言うともう1度頭を撫で、笑顔で答えた。









「私は優しくないからね」









「ありがとうございます…!!」









「そうそう、名前は?」









「相田 優香です!」









余程認めてもらえたことが嬉しかったのかぴょんぴょんはねる相田に優しい笑みを浮かべた。

キスの日番外編2→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (667 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1810人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

水飴(プロフ) - クーニャンさん» なんと!!小学生でやられましたか!!私は中学からだったので…すぐ前のことですが懐かしく感じてしまいますね…!!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - misaさん» コメントありがとうございます!!合唱曲にもなってましたね(笑)私のクラスも候補にありました(笑) (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 千さん» レス遅れて申し訳ありません!相変わらずのノロノロ更新ですがどうぞ見捨てずに見てやってください!これからもよろしくお願い致します!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 私は小学生の時に国語の朗読でやりました!懐かしいです。 (2018年6月12日 0時) (レス) id: 99bb6326e7 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 私も この気持ちはなんだろうってやりましたよw合唱しましたよw (2018年5月5日 21時) (レス) id: 338ac70cb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水飴 | 作成日時:2017年5月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。