___*光を纏うPrincess*___

第5話 ページ7

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今にも会場に降りそうな2人をなだめたのは、やはりヴァンジャンスであった。







ウィ「2人とも。試験前なのに、落ち着いてくれないと困るよ」





フエ「うっ……分かっている」





ノゼ「私は常に冷静だ」







2人は、仲間に言われ、ルイを睨みながらも渋々席に座りなおした。







ヤ「ハハ、やっぱフローラは人気者だなぁ」





ヤ「お前らが今だに結婚できねーのも、アイツのせいか？」







そんな2人を見て、茶化すヤミ。







フエ「そ、そんな訳がないだろう！」





ノゼ「お前から消してやろうか、野蛮人」





ウィ「いい加減にしてもらえるかな、君たち？」







その冷たい鶴の一声で、3人は口をつぐんだ。







ウィ『だが……あの娘は、確かに……』







そういうウィリアム自身も、またフローラのことを注意深く見つめるのだった。




.




.





ウィ「受験生の諸君、待たせたね。今回の試験は私が仕切らせてもらうよ」





ウィ「魔樹降臨！」







その途端、空から現れるのは巨大な魔樹。





受験生1人ひとりに箒が渡される。







貴「さすが、というべきかしら」





ル「ああ。これは凄い」





ウィ「それではこれより、魔法騎士団入団試験を始める！」







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