第43話 ページ45
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ク『金色の夜明け団の新人、ユノ。魔法騎士団の入団試験で、全ての団長が欲しがったという逸材」
ク『そして同じく新人で、王族のミモザ•ヴァーミリオン』
ク『最後に、上流貴族のルイリヴィッヒ•サンドレア。あのフローラ•ルクレティアの側近』
ク『その初任務……サリム•ド•ハプシャスの護衛か…』
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クラウスは、ヴァンジャンスと話したことを思い出した。
ク「貴族院のハプシャス議員の息子を、友好国のハート王国まで送り届ける、ですか?」
ウィ「ハプシャス議員は知ってるね?」
ク「名前だけは。もっとも、成金貴族だのなんだの、あまり良い噂は聞きませんが……」
クラウス自身もあまり良い印象を持っていなかった。
ウィ「だからこそ、ハート王国に留学することになった息子が、盗賊などに狙われたらと心配なんだろう」
ク「しかし、議員の家にも強力な魔法の使い手が大勢いるでしょうに」
ウィ「名のある魔法騎士団の団員に護衛をしてもらえるならば、安心出来るそうだ」
ウィ「議員は魔法騎士団に毎年、多額の寄付をしてくれているからね。宮仕えの身は辛いということさ」
ウィ「不服かい?」
ク「あ、いいえ!」
クラウスはヴァンジャンスにそう聞かれて慌てて答えた。
ウィ「どんな任務でもこなすんだ。ひいてはそれが、クローバー王国のためとなる」
目の前まで歩いてきたヴァンジャンスに、クラウスは再度頭を下げた。
ク「はっ分かっております」
ウィ「ミモザも一緒に連れて行くがいい。教育係のキミと4人いれば充分だ。新人3人の世話、頼んだよ」
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ク『入団試験、その最終試験でユノに負けたサリム•ド•ハプシャス。結局魔法騎士団には入ることが出来なかったのか』
ク『それがなぜ、ユノを護衛に指名してきたのだ?』
ミ「初めての任務、緊張しますわ。クラウスさん、ユノさん、ルイさん、よろしくお願いいたします」
ユ「あぁ」
ル「よろしく」
ク「気を抜くなよ、ミモザ」
返事の仕方は三者三様である。
ミ「あ、はい!」
ク「お前らもだ」
クラウスは2人に、いや特にユノを睨みながら言う。
ユ「分かっています」
ル「分かってる」
ク『生意気な新人だ』
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時