検索窓
今日:7 hit、昨日:22 hit、合計:174,315 hit

第40話 ページ42

***********







そんな中、ノゼルは1人バルコニーで景色を見ていた。







貴「ノゼルお兄様」







ネブラたちのもとから抜けてきたフローラは、ノゼルに声をかけた。







ノゼ「フローラ、今日は楽しむことができたか?」





貴「はい、とても楽しかったです。本当にありがとうございます」







フワッと笑ったフローラを横目で見たノゼルは、耳を赤くさせる。







ノゼ『こんな風になるとは、私らしくないな……だが、それもフローラの前だけだ』







ノゼルは、隣にいる少女に抱く自分のその感情を改めて自覚して、そんな自分に呆れるのだった。







ノゼ「そうか、それは良かった」







2人の間に沈黙が流れる。





だが、それは心地の良い静かな時間であった。







貴『でも、どうしてもこれだけは聞かなきゃ』





貴「ノゼルお兄様、1つお聞きしてもいいですか?」





ノゼ「ああ。いいぞ」





貴「……ノゼルお兄様は、ノエルのことが嫌いですか?」





ノゼ「なぜそのようなことを聞く?」





貴「知りたい、だけです。アナタは優しい人です。それなのに、ノエルに対しては何かが違う」





貴「どうしてですか?」





ノゼ「……シルヴァ家に、弱い者はいらない。それだけだ」





ノゼ「それにこれは、フローラが気にすることではない」







ノゼルにそう言われ、少し悲しそうにしたフローラだったが、そんな気分を振り払うように笑った。






貴「私はノゼルお兄様を信じますから」





ノゼ「…………」







再び2人を沈黙が包んだ。







ル「フローラ、そろそろ行くぞ」





貴「ルイ、もうそんな時間?」





ル「まぁな。師匠に明日の朝には返すって約束したからな」





貴「分かったわ」







そして、2人は改めてノゼルたちに別れを言い、その場を後にした。







***********************

第41話→←第39話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
設定タグ:ブラッククローバー , 逆ハー , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。