第34話 ページ36
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貴『騒がしいところにアスタありって感じよね』
それから10分間ほど歩いてやっと2人の後ろ姿を見つけたフローラ。
貴「アス、、っ!?」
アスタたちに声をかけようとしたフローラは驚いて声が止まった。
2人の前にいたのはノエルだったのだ。
ア「ウーッス!オレハージ村のアスタ!一緒に頑張ろうぜ!よろしく」
アスタがノエルに向かって手を差し出すが、ノエルはそれを
.
.
振り払った。
貴「っ!?」
ノ「気安く話しかけないで。魔力もろくに感じられない、下民の小虫が」
ア「小虫!?」
マ「下民!?」
ノ「私はノエル•シルヴァ。この国の王族よ」
ア「えぇぇーー!?お、王族ーー!?」
ノエルはそんな風に叫ぶアスタを冷たく見下ろした。
ア「こ、これはこれはワタクシのような吹けば飛ぶような小虫ごときが失礼を〜」
ノ「分かればいいのよ」
ア「って、誰が小虫だぁー!オレとオマエは騎士団の同期なんだろ。王族とか関係あるか!?」
マ「そうだアスタ言ってやれ!身分なんて関係ねー!」
ノ「関係あるわよ」
ア•マ「「どんな関係だー!?」」
ノ「愚かな下民は、言葉では理解出来ないのかしら?魔力の差で分からせるしかないようね!」
ア「お、おい!」
ノエルは今にもアスタに向かって魔法を放ちそうな剣幕である。
貴「ノエル!やめて!!」
ノ「身の程を知りなさい!」
ノエルから放たれた水流はアスタに向かって一直線で進んでくる。
ア『間に合わ……』
「ズバーン!」
目を開けたアスタの前に立っていたのは、フローラだった。
彼女が、ノエルの魔法を防いだのだった。
貴「ノエル!アナタ何をしようとしたのか分かっているの!?」
フローラは咎めるようにノエルを見つめる。
ノ「フローラ……クッ」
ノエルはフローラを見て戸惑ったように視線を彷徨わせたが、すぐに踵を返してその場から去った。
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時