第31話 ページ33
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ヤ「おい、バカチビ」
その時、近くから禍々しいヤミの声がアスタの耳に響いた。
ヤ「今すぐフローラから離れろ。じゃねぇと殺す!!」
殺気ダダ漏れのヤミが迫ってくるのを見て、赤かった顔を青くさせる。
ア「ちょっ、フローラ!本当に離せ!!」
貴「ええ?何でよ!まだいいでしょ?」
ア「フローラは良くてもオレがダメなんだ!あっ」
ヤ「よぉ新入り、覚悟はできてんだろうなぁ」
真横まできたヤミを目にしたアスタはフローラの腕から抜けた。
だが、それでヤミが許すわけがなく、そこからは魔の鬼ごっこが始まったのだった。
ア「だ、誰か助けて下さーい!!」
その後何時間かは、アスタの悲鳴が響き渡っていたのだった。
.
.
?「あれがもう1人の新入団員?小虫ね」
彼女の見つめる先にはヤミに追われるアスタの姿が。
そしてもう1人、彼女が視線を移したのは
?「フローラ、何故アナタのような人がここに?」
穏やかに笑うフローラだった。
貴「……っ!」
ふと彼女の視線に気づいたのか、こちらを見つめるフローラ。
貴『あれは……
.
.
ノエル!?』
思わず手を伸ばしたフローラだったが、ノエルはそれに反応することなく、アジトの中に入って行ってしまった。
貴「ノエル……」
フローラは自分の手を下ろしながら、彼女が消えて行った闇を悲しそうに見つめ続けていた。
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時