第29話 ページ31
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貴「何でこうなったのかしら……?」
皆でアジトの外に出て、洗礼の儀を眺めることになったフローラ。
バ「ふぁ〜まーたありもしない洗礼の儀が始まったわ」
ラ「僕もやりたいな〜!」
貴『本当に皆さん面倒くさそう……』
そこから始まった洗礼の儀というのは、筋トレばかりで、頭で岩を割るとかある意味凄すぎると思うくらいだった。
バ「あの子、なかなかやるじゃない!意味ないけど」
ラ「この世界は魔法が全てだから関係ないけど、無駄に体力あるねぇ」
.
.
ヤ「おいフローラ、飽きねーのか?」
貴「ヤミさん!」
じっとアスタのことを見ていたフローラにヤミが近寄り、声をかけた。
ヤ「お前よくこんなつまんねぇものずっと見られんな」
貴「だって、アスタは見てて飽きないですから」
ヤ「そーか?」
貴「はい!」
そんな風に答えるフローラの瞳はキラキラ輝いていて、ヤミは少し嬉しそうに見つめた。
ヤ「……オマエさ、なんでウチに入ったんだ?」
貴「え?」
ヤ「だって、オマエなら金色に入ると思ってたんでな」
貴「……それは、ヤミさんがいたからです」
ヤ「俺?」
貴「私は幼い時からヤミさんを師事するルイを見てきました。特訓している時のルイは本当に輝いていて、見ている私も楽しい気持ちになれて」
貴「ルイをそんな風にさせるヤミさんのことをスゴイと思ったし、私が入るとしたら黒の暴牛しかないと思っていたんです」
貴「こんなに楽しい団は他にはありません。それもアナタがいるからですよ、ヤミさん」
そういうフローラはニッコリと微笑んでいて、本当に幸せそうだった。
ヤ「……そうか。そんなに褒められちゃ仕方ねぇな」
少し恥ずかしそうに返答するヤミの顔は、フローラにだからこそ見せられる顔なのであった。
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時