第1話 ページ3
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王国の誰もが憧れる魔法騎士団
その入団試験が今まさに開かれようとしていた。
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____クローバー王国 城下町キッカ____
貴「ここね……」
ル「ああ」
2人の前には魔法騎士団入団試験の会場である闘技場。
「頑張れー!」
「しっかりやれよーー!!」
ア「頑張りまーす!」
ユ「他人のフリ他人のフリ……」
少し前には騒がしく歩くアスタがいる。
貴「あの子、よくもあんなに元気でいられるわね」
ル「バカなんじゃないか?貧しそうだし」
貴「ルイ」
フローラは、咎めるようにルイを睨んだ。
ル「はいはい、分かってますよ。姫様」
呆れたように弁解するルイを見て、フローラは溜息をつく。
貴「……行くわよ、ルイ」
ル「仰せのままに」
そして、2人は会場に足を踏み入れたのだった。
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「ハァ〜緊張してきたぜ」
「アタタッ何なんだこの鳥は!?」
何人かに集っているアンチドリ。
この鳥は、魔力がより低い者に集る。
貴「ねぇ、あの子」
ル「ああ。アンチドリが全く寄って来てない」
2人の視線の先にはユノの姿が。
貴「確か、最果ての村ハージの出身ってさっき言ってたわよね」
ル「それから、四つ葉だ」
貴「フフッ、そっか〜。私と魔導書お揃いだ」
フローラはユノを見ながら微笑む。
ル「…………」
それに対して少し不機嫌そうなルイであった。
そんな風に話していた2人の周りにもアンチドリは1羽も近づいて来ていなかった。
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「おい、あれってフローラ様じゃないか?」
「えっ、ウソ!あのルクレティア家の!?」
「隣にいるのは、ルイリヴィッヒ様よね!」
「カッコいいーー!!」
王族でありその容姿の為、間違いなくこの場で最も注目されていたのはこの2人なのである。
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時