第17話 ページ19
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貴「…………黒の暴牛団でお願いします」
「え!?」
「マジで?」
「金色の夜明けじゃないの!?」
貴族や王族が入るのがお決まりの金色の夜明けを選ぶのではなく、荒くれ者ばかりだとされる黒の暴牛を自分から選んだフローラに、皆が驚いていた。
ル「ウソだろ……?」
ルイも、てっきり金色の夜明けを選ぶと思っていたのか、何も言えないほど驚いていた。
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一方団長たちの間では____
ヤ「おっしゃぁぁあ!!」
フエ「フローラ、何故ヤミのところなのだ!?」
ノゼ「私は異邦人ごときに負けたのか……」
ヤミは手を挙げながら喜び、フエゴレオンは男泣きをし、ノゼルに至ってはショックのあまり放心している。
そしてヴァンジャンスは
ウィ「…………」
てっきり他の者と同じように自分のところを選ぶと思っていたのか、驚きながらもフローラをじっと見つめていた。
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その後ルイが呼ばれ、ルイは金色の夜明けを選んだ。
その時もフローラと同様に全員挙手だった訳なのだが。
「おい、全員挙手が2人もいるぞ」
「今年はどうなってんだ!?」
貴「ルイは、金色を選んだのね。黒の暴牛を選ぶと思ってた」
ル「フローラこそ。オレはてっきりオマエも金色を選ぶと思ってたんだ」
貴「フフッ意外と私たち、お互いが何を考えているのかまだ分かってなかったみたいね」
フローラは苦笑しながらルイにそう言ったのだった。
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「次、164番」
ユ「はい」
貴『さあ、アナタはどんな道を選ぶ?』
前に進みでるユノを、フローラは見つめた。
「希望者は挙手を」
そこで手を挙げたのは、またしても全員だった。
「金色の夜明けなんて、王族か貴族しか入れないんじゃなかったのか?」
「銀翼の大鷲団までが!?」
「最果ての村のヤツを」
ア『おー!!スゲー!さすがオレのライバル!』
貴「やはりね、そうだとは思ったけど」
フローラはこうなることを予想していたようだった。
ユ『魔法帝になるための、最善の道を行く』
ユ「金色の夜明け団でお願いします」
「「「おおーー!!」」」
思わずヴァンジャンスも微笑んでいた。
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時