第9話 ページ11
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「最初の対戦者、前へ!」
ア「はいはーい!!」
セ「フッハ!」
最初に出てきたのは、フローラ達が目をつけていたアスタとフッハフッハずっと言ってる男、セッケであった。
貴「ルイ!あの子よ」
ル「ああ。どんな戦い方をするのか、見ものだな」
ア「己の野望のために、お互い正々堂々手加減無しで戦おうな!」
そう言ったアスタの耳元でセッケは何かを喋り出した。
ル「っ、アイツ!」
貴「ルイ、なんだって?」
ルイは昔から耳がよく、この時もセッケの言っていることは全て聞こえていた。
ル「アイツ、あのチビを騙してやがった!自分を引き立ててくれてありがとうだとよ」
ルイは、セッケを蔑むように見つめた。
貴「なるほど、だからあの男はあの子の近くにずっといたのね。最低」
フローラの瞳にも、いつもの暖かな光はなく、冷たい炎が宿っていた。
.
.
「では、始め!」
セ「手加減無しだぜ?勝負だアスタ!フッハ!」
セッケを囲むようにして出来たのは、円球のような青い壁。
セ「青銅創生魔法、青銅の防護魔砲球!」
貴「青銅上に創生した魔力で身を守りつつ、魔力弾を放つ攻防一体仕様のものね」
ル「あれに、チビがどうやって攻撃するかだな」
セ「遠慮しないでかかってきな、フッハ!」
貴「物凄くムカつくわね、アイツ」
ル「ああ、同感だ」
ア「おお、んじゃ行くぜ?」
黒く、禍々しい雰囲気の魔導書からアスタが取り出したのは一本の大剣。
貴「アレでどうする気なの?っ!!」
ル「っ!!今のは……」
フローラもルイも、今目の前で起こったことが信じられなかった。
彼は、アスタは、その大剣でセッケの青銅魔法を真っ二つにしたのだ。
剣の勢いが強すぎたのか、地面も割れている。
貴「ウソでしょ……」
ル「あ、ありえねぇ」
ア「オレは、適当に頑張っていい思いをするために魔法騎士団に入るんじゃねぇ!」
ア「死にものぐるいで、魔法帝になるためだ!!」
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時