42. ページ42
・
あーやっぱ来なきゃよかったかな
高校も友達ができず3年過ごした私がこんなキラキラしたカラオケに馴染めるか
と言われたらそうはいかない
高校時代こんな友達がいたらもっと違ったのかな
さっきはノリノリのジェシーさんに肩を組まれて、慎太郎くんに渡されたマラカスもなんとなく叩いてみる
「やっぱ厳しいよね 陰キャには」
北斗さんはいつの間に隣に座ってて
声を張り上げて女性キーのバラードを歌ってる樹さんを見て 「あいつうるさくね?」なんて笑った
『うん 友達いなくて初めて来たから変な感じです』
「まじ?俺も友達いないの」
『ああそうですよね』
「そうですよね じゃないでしょ」
『ちょ 北斗さんちょっと静かにして 大我さん歌うから』
大我さんは絶対100点取る!ってにこにこしながら立ち上がって
マイクを持つとやっぱり目付きが変わる
やっぱり大我さんの歌が好きなんだよな
ライブの時に黄色い歓声浴びてたのをちょっと思い出して胸がぎゅってなった
「やっぱ好きなの?京本」
『うーん 答えにくいですね』
「協力してあげよっか?」
『北斗さんが? やめときなって言ったじゃないですか 北斗さんが正しいと思いますよ やめといた方がいいなって』
「うん でも面白そうだし」
『なにそれ』
「冗談 久しぶりに見たんだよね京本が生き生きしてんの」
ほらって北斗さんは
「ミスったわー」なんて頭をかいて笑ってる楽しそうな大我さんを指さした
「前はしょっちゅう女関係とかでトラブってたからね ほんと でもAはなんか違うって俺でも思うわ」
よく分かんないけど
北斗さんは人のことをじっくり見て考えるんだなって
あんまり話さないけど
不器用なりに大我さんのことも気にかけてるんだなって思った
788人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はむ(プロフ) - こまり ,さん» コメントの通知を切っていたので返信遅れてしまいすみません!そのような感想いただけて本当に嬉しいです泣 一応完結まで下書きにあるので更新お待ちください!最後までよろしくお願いします (2022年8月15日 2時) (レス) id: 502b185181 (このIDを非表示/違反報告)
こまり ,(プロフ) - とても素敵なお話で胸がギューってなりました( ᐢ ̥_ ̫ _ ̥ᐢ )更新楽しみにしてます♡♡ (2022年8月12日 5時) (レス) @page47 id: 12b1fa3c73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はむ | 作成日時:2022年8月5日 11時