半 獣 人 間 。

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〜事件当日〜




「いらっしゃいませ〜！」





ここでバイトを始めて２週間。

楽しい。

楽しすぎる。




サナさんもジョンイン君もいい人で、

常連さんも美男美女ばかりでもうっ…うん。




家に帰っても癒されて、

バイトをしても癒されて。







最高かよ。




ｶﾗﾝｶﾗﾝ





「いらっしゃいませ〜！」






あ、




「モモさん！」





ﾓﾓ「Aちゃん〜♡可愛い〜♡そっかー、私に会いたくて会えなくて寂しかったか〜」






「…はい、笑」





ｻﾅ「また来たん、笑」





ﾓﾓ「ここのケーキ美味しいんやもん！Aちゃん可愛いし？一石二鳥やんか」







モモさんと、たまに来てくれるミナさん、ユウタさん、、それに、サナさん


よく、日本語で会話をしてる。




そして、毎日来るのがこの人達。








ｶﾗﾝｶﾗﾝ



ｾﾌﾝ「きましたでとぅー」←可哀想



ﾁｬﾆｮﾙ「どもー！」



ﾍﾞｸ「苺タルトー！」



ﾁｪﾝ「来たで！」








「いらっしゃいませ！」




通称暇人軍。

毎日来る。

毎日！


チャニョル君がサナさんを好きらしく、

ジョンイン君と友達って言うのもあってか、

毎日。←






ﾍﾞｸ「Aちゃん！今日こそはデートしよ！」





「すみません、無理ですねー、」







そして、中でも面倒なのが、ベク。

唯一、呼び捨てをしてる常連さん。







ﾍﾞｸ「何で！？僕苺タルト食べに来てあげてるじゃん！？お詫びにデートしよーよー」





「すみません、無理ですねー」






ﾍﾞｸ「もうっ、適当にあしらわないで！」






「あー、はいはい。」






ﾍﾞｸ「彼氏居ないんでしょ？！」






「うん。」







ﾍﾞｸ「じゃあ僕でいいじゃん！」





ﾁｬﾆｮﾙ「積極的！」





ﾓﾓ「きゃー♡青春やねー！」









ﾍﾞｸ「じゃあさじゃあさ！今この店に居る男で誰が１番タイプなの！？」








「タイプ…って、、」






ﾍﾞｸ「早く！」






「…んー、、１番はジョンイン君かな」








ｼﾞｮﾝｲﾝ「…僕？」





ﾍﾞｸ「何で！？意味わかんない！」











賑やかな店内に鳴り響く鈴。


私がドアに目線を向けると、



息を呑む。






「ジ、、、ミナ」






黒いフードに、白いズボンを履いた、



ジミンが立ってたんだ。






あれだけ出歩くなと、言ったのに。

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