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27度目の人生 ページ32

悲鳴嶼さんはあれからどうなったんだろうか。


子供たちは?


私にはもう顔を合わせる資格がない。


何が守るだ。


何が誰も傷つけさせないだ。


私のした行動で悲鳴嶼さんは酷く心を傷つけられ、子供たちはきっと素直に人を信じられなくなった。


もっと、もっと上手く立ち回らなければならない。



そう、もっともっともっともっともっと。




神「はぁい!うわぁ、やっぱり人間らしくなってるねぇ。人間と同じ欲まみれだ。」


明るい口調と共に突如現れた神様。



『何、あなた暇なの?』



神「えぇ、酷いなぁ…今日は君に言わないといけないことがあってわざわざ来てあげたんだよー?」


ぶーぶーと言いながら空中でふよふよ浮いており、まるで駄々をこねる子供のようだ。


神「君さぁ、本当は死ぬ運命の奴ら助けたでしょ。」



『えぇ、それが?』



神はビシッと人差し指を私の顔すれすれに突き立てて、にこっと笑った。



神「亥の刻、その時間に君の身体を引き裂くような痛みが来るよ。その痛みはあの童らが受けるはずだった痛み。」



あの子達が受けるはずだった、痛み…


それはどれほどのものなのだろうか…


あの子達が受けなくてよかった。



『あの子達の代わりになれるなら、あの子達がこの先も笑って悲鳴嶼さんと共にくらせるのなら、私は喜んでその痛みを受け入れる。』


神「あっそ。あぁ、因みにこれは君の言う原作で死ぬとされている人の命を救い、その人が死ぬとされている運命の日、その日の亥の刻に必ず来るよ。」


構わない、そう言おうと口を開けばシーっと言うように口元に手を当てる。


神「その痛みは、きっと君を殺す。だから僕からプレゼントー!」



『は?』




眩く神の人差し指が光ったかと思えばそれをおでこに押し付ける。



神「…君には不死の力を上げるよ。何をされても死なない、死ねない不死の力。そしてこれ。」


そう言って首に何かを付ける神様。


それはキラキラと輝くガラス細工の中に小さな睡蓮が閉じこめてある首飾りだった。


『睡蓮…』



神「そ。この睡蓮は君の意思がない限り絶対に割れない。君が心の底から死にたい、そう望むなら僕が直々に迎えに来てあげるよ。」



私が望む心からの死…

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麗夜(プロフ) - 梅干し太郎さん» 好きですって言ってもらえてすごく嬉しいです!!はい!これからも頑張ってきますのでよろしくお願いします! (2020年5月12日 6時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - この作品好きです!頑張ってください! (2020年5月11日 17時) (レス) id: 15eefd5e4e (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 藍さん» はい!更新頑張ります!自分が書いた夢小説を面白いと言って貰えるのすごく嬉しいです!ありがとうございます (2020年5月4日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新楽しみにしています!面白かったです!! (2020年5月4日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - スノームーンさん!!こちらの作品も読んで頂いてるとは…!!嬉しさの極みです!こちらの更新も頑張るので是非読んでください! (2020年4月30日 1時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年4月16日 8時

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