知ってしまう ページ13
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takuya
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「神崎さんのお連れの方いらっしゃいませんかー?」
そんな声がして慌てて、
「あ、俺です。」
と名乗り出ると先生のいるところへ連れて行かれた。
そこには先生と、静かに泣き続けるAちゃん。
声をあげている訳じゃないけど彼女の目からとどめなくあふれる涙。
何かあったと。
何も聞かなくても分かった。
「失礼ですが、二人はどのようなご関係で?」
と医者から尋ねられた。
「会社の同僚です。それと、後輩の彼女です。」
「そうですか。どうする神崎さん。この方に行ってもいいかな?」
『お願いします…』
今にも、消え入りそうなか細い声だった。
「結果から言いますと、神崎さんは急性白血病という病気にかかっておられます。」
は、白血病?Aちゃんが…?
「ウソだろ…。」
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俺は、知ってしまったんだ。
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maria - aiさん» ありがとうございます! (2018年1月16日 15時) (レス) id: 0037c27793 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - いよいよ大詰めってとこまで来ましたね……既に涙が…笑 最後まで応援してます! (2018年1月9日 22時) (レス) id: 5ad0ae3ace (このIDを非表示/違反報告)
maria - Kia さん» ありがとうございます! (2018年1月5日 10時) (レス) id: 0037c27793 (このIDを非表示/違反報告)
Kia - HARUHARUに沿ってのこの物語すごくいいですね!お忙しいと思いますが更新頑張って下さい!応援しています! (2018年1月3日 14時) (レス) id: 8367c5eae1 (このIDを非表示/違反報告)
maria - aiさん» そうです! (2017年12月28日 9時) (レス) id: 0037c27793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maria | 作成日時:2017年12月16日 11時