My Precious 2【TH】

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「えっ、明日も会えるんですか？！」
「うん。明日はオフで、それぞれ遊びに行ったりするから」


急にテヒョンさんが、明日はどこに行こっか。と聞いてくるから私はびっくり仰天。


「A、明日は空いてる？」
「大学ですけど休みます！テヒョンさんと一緒にいます！」


勢い余って立ち上がると、Aも不良だね〜とテヒョンさんがケラケラ笑う。


「テヒョンさんは行きたい所はありますか？」
「うーーん、日本のゲームセンターに行ってみたい！」


テヒョンさんは有名人だし、一緒に行ける場所も限られてくると思っていたけど、テヒョンさんの口から出てきたのは、予想もしていなかった意外な場所。

つまらないかな？と不安そうな目で見られて、いやいやそんなことないですと首を振った。私はテヒョンさんと行けばどこだって楽しいし、むしろゲーセンでエンジョイするテヒョンさんを間近で見られるのとかご褒美過ぎるのではないだろうか。


「テヒョンさん、ホッケーやりましょ」
「いいね！それ俺、前に番組で皆でやったんだけど、その時のジニヒョンが面白くて……」


それからしばらくは、テヒョンさんから伝説的に面白いエアホッケーの話を聞いて、二人で動画を見て涙が出るくらい笑った。



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「……うそ！？」


別れてから「気をつけて帰るんだよ」というメッセージとともに、もう1つびっくりな文章が目に飛び込んできて、私は驚きすぎて電車の中で声をあげた。






明日、ジミンに改めて紹介したいから、3人でお昼ご飯食べよう！




「え、ど、どうしよ」


予想外の展開の連続に、私の小さな脳はキャパオーバーだった。




…ジミンさんとご飯、きちんと会話出来るだろうか。


一気に緊張が襲ってくる。テヒョンさんとジミンさんが韓国語で話し始めたら、もう私はついていけない。



「………韓国語、やっぱり勉強しなきゃ」


テヒョンさんから届く日本語のメッセージ。忙しくて、日本語の勉強をしている時間に少しでも休みたいって気持ちもあると思うのに。そう思うと、もどかしい気持ちになった。私も、テヒョンさんの負担を軽くするために努力すべきと分かっている。



とりあえず、選択した韓国語の授業しっかり受けよう。



明日のことで頭がいっぱいな私は、意外すぎる人物がずっと後を付けてきていたことに全く気づいていなかった。

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