神威の恋人は “男” ですっ！←【銀魂】

九話　怪しい薬 ページ10

ー春雨船内ー

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貴「……はぁ。見るからに怪しいなオイ…」

俺は、自分が抱えているダンボール箱の中を覗いて言った。

今俺は今日の取引の際に受け取ったものを運んでいる最中なんだが……

この箱の中には、なにやらピンクの液体の入った瓶がたくさん並んでいる…

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威「なーに見てるの？」

貴「Σうわぁっ！！……なんだ神威か」

いきなり背後に現れたのは、今日もアホ毛が元気な神威


威「何そのいかにも迷惑そうな顔。っていうかアホ毛が元気って何？殺しちゃうぞ＾＾」

貴「すいません。殺すのは勘弁してください」

その笑顔怖いです。しかも心読まれてるし←

威「あはは冗談だヨ。…で、何見てるの？」

貴「これですか。これはさっき取引相手から受け取ったものなんですけどね」

威「ふーん。薬か何かかな？」

貴「そうみたいです。」

ていうか、この薬何に使うんだ？

説明書きもついてないし……

うわー、めちゃくちゃ怪しいな;;


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威「……飲んでみよっか＾＾」←

貴「Σはぁ！？何言ってんだバカか！！」

好奇心旺盛もいいとこだよ

なんでこれを飲もうと思えるんだ

威「でもこれ、うちの団がもらったものでしょ？団長の俺がどう使おうと勝手じゃない」

貴「それはそうですけど！毒だったらどうするんだよ！」

威「大丈夫、大丈夫♪夜兎に効く毒なんてめったにないヨ＾＾……ってことで、はいっ！」

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ぐいっ

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貴「んむっ……！？」

・

ごくり。


・


………え？

・

なになになに。

ごくりってなに？

今、俺の喉を何かが通っていったんだけど気のせいか？


・


いや、きっと気のせいじゃない

目の前には、空になった一本の瓶。

……と、ニコニコ笑顔のアホ毛野郎。

・

貴「…………;;」

威「………＾＾」


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・


・


貴「Σえぇぇぇぇぇ！！！？？？」

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