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第6話 不幸 ページ8

昼休みももう終わるころ、私は職員室に来ていた。

まぁ、理由は正当な理由でサボるためなんだけどね。


「先生、すみませんが転校とかで忙しいんで早退してかまわないでしょうか」

先「ああ、いいぞ。じゃあまた明日」


あっさり帰してくれましたよ、それでいいのか教師…。

三輪君に借りたマフラーは案外役に立つ。

日は出ていても結構寒いものだし。


でも、トリオン体って寒さとか感じないのかな…。

あ、痛覚のコントロールができるからそういうのもコントロールできるのかな?

興味は尽きないなぁ。


というか、やっぱり物語の中の人って感じじゃないな。

所詮は作り物の世界なんだからそんなに干渉しないでおこうと思っていたけど。

彼らはちゃんと自分の考えをもって、自分の信念を貫いて、生きている。

作中には出てこなかった人だってちゃんと名前があってちゃんと自分の意思を持っている。

それを確認できただけでも、学校に来たのは収穫があった、と見るべきだ。


「寒っ…。早く帰ってこたつ…あったっけ?」


やばい、冬の必需品KOTATHUが無いと私は生きていけない!

よし、今すぐ家電量販店に行って魔のスクエア(こたつ)を買って、ついでに懐中電灯とかペンライトとか必要なさそうなものも買っておこう。

災害とかの時役に立つかもだし。


ウ―――――

≪緊急警報 緊急警報≫

(ゲート)が市街地に発生します。市民の皆様は直ちに避難してください。繰り返します≫


「おいおい、嘘だろ」


≪市民の皆様は直ちに避難してください≫


目の前に出現したゲートから出現したのは虫を白くしてかくかくさせたかのような一つ目の何か。

もとい、ネイバー。


いやぁ、マジで目の前に出るとは…。

あれか、ラッドが私のトリオン使って呼び出しちゃったのか?

よし、逃げよう。

ほら、さっきの放送でも避難してくださいって言ってたし。
うん、逃げよう。

ラッドがおそらく私のトリオンを使って召喚した責任とか知らない。

勝手に召喚しやがった奴が悪いんだよ。

というか私は生きてこたつを買わねばならんのだ。


「というわけで、adieu(さよなら)


といってダッシュで逃げてみるが……。


「ですよねー!!」


ものすごく追ってこられてます。

まぁ、目の前にごちそうがあったら食いつかない犬はいないよね。

それに、野良犬ならなおさら。


とりあえず、人気のないところに行こうか…。

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ゆいぽー - 本部で入部しないといけませんよ (2017年4月26日 16時) (レス) id: 3d8e797fe5 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー - 15話退陣戦闘じゃなくて対人戦闘です。 (2017年3月5日 15時) (レス) id: ee562f23a3 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー - 13話神じゃなくて迅です。 (2017年3月5日 15時) (レス) id: ee562f23a3 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー - 10話理外じゃなくて利害です。 (2017年3月5日 15時) (レス) id: ee562f23a3 (このIDを非表示/違反報告)
ペンドラー - 9話無いよう、じゃなくて内容 (2017年3月5日 15時) (レス) id: ee562f23a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音階 | 作者ホームページ:_ゝ`)  
作成日時:2015年10月6日 20時

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