拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ32)

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第29話　登場ページ32

約束している18日。

やっぱり時間になっても迅は来なかった。

あれか、やっぱり行くべきだよなぁ。

やだなぁ。

三輪君もいるもんなぁ。

栞「あれ、こんな時間にお出かけ？」

「うん、ちょっとサボり魔の師匠を連れ戻しにね」

栞「大変だねぇ」

「全くだよ…」

そういって玉狛支部を出る。

迅は…警戒区域に居るのかな…。

と言っても、広いしなぁ。

でも、適当にぶらぶらすれば見つかるか…。

なんて言ったって、

「不幸体質だもんね」

少しため息を吐いて冷たい空気を割くように歩を進める。

～～～～
三輪side

嵐山隊までネイバーをかばうというのか！！

ネイバーは敵だ。

迅「もうそろそろだと思うんだけど…」

太「なんだ、まだ援軍がいるのか？」

迅「まぁね」

嵐「おい、迅。それは聞いてないぞ」

迅「ちょっとしたサプライズさ」

迅はヘラヘラと笑う。

三「ふざk「ふざけんでくれません？」…！！」

「約束すっぽかされた挙句こーんなこわーい戦場に赴かなきゃいけない私の心中を察してくれませんかね～」

口だけはにこやかに、だが目は「ﾀﾋね」と言っている威圧的な姿で、

三「林檎先輩…！」

林檎先輩はあらわれた。

三輪side終了
～～～～

ちょっと歩いただけで見つかってしまった。

やっぱり私は不幸だなぁ。

嵐「君は？」

「玉狛に入ることになりました、木霊林檎です。よろしくお願いします」

嵐「よろしく！」

米「林檎先輩危ないですよ～」

「私だって早く家に帰りたいんだけど…」

迅のほうを見ると相変わらず余裕綽々の表情してた。

くそイラつく。

むしろ太刀川たちのほうに加勢したいくらいだ。

でも、彼らが狙っているのは遊真の黒トリガー。

あれは遊真の命そのものと言っても過言ではないだろう。

そんなものを取るってことは殺人と一緒で…って、こいつらは人型だろうがネイバーは全部斬っちゃうぞ☆派だった。忘れてた。

「私何にもできないですよ。さっき太刀川さんが言ってたみたいにボーダーの隊員でもないですしお寿司食べたい」

迅「それなら忍田さんに許可得てるから、訓練用のトリガーなら使用OKだよ。あとなんでお寿司？」

「サーモンがいいです。おごってください」

迅「…これが終わったらね」

「よし、やるか…」

といっても、A級と訓練用トリガーを使う私の差は言うまでもなく、圧倒的で天と地との差がある。

ことわざでいうなら月とすっぽん。