拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ25)

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第23話　対人戦闘ページ25

数日後…。

学校に行きながら訓練って疲れるね。

学校では三輪達にあんまり覚られないように過ごさなくちゃいけないしで結構大変なんだよねぇ。

くそ、迅があそこで勧誘してこなければ忍田さん一派に加われたかもしれないのに…。

まぁ、過ぎたことを言ってもしょうがない。

「というわけで、迅さん。相手して」

迅「何がというわけなのかわからないけどいいよ。栞頼んだぞ～」

栞「あいよ～」

栞がカタカタとするとトレーニングルームが主に使ってる市街地Aから殺風景な部屋へと早変わりした。

迅「よし、じゃあ10本勝負な」

「おーし、やるぞ～」

～～～～

「うわぁ、負けた～」

迅「なかなかいい線いってるよ。この短時間でそこまで進歩するとは思ってなかった」

何か褒められてるような気がするけど負けたから全然嬉しくないんだよねぇ。

やっぱりネイバーとは違うなぁ。当たり前だけど。

「もう数回！」

迅「数回って…どれだけするつもりなの」

「どれだけって時間が許される限り」

迅「なんで勉強はまじめにしないのに、こういう時は真剣になるのかなぁ」

「それが私だ(｀・ω・´)ﾄﾞﾔｧ」

迅「はいはい、じゃあ始めるよ」

気分を変えて、孤月二刀流で戦う。

せめて掠るくらいにはなりたい…。

～～～～

迅「だいぶやったな」

栞「50回ちょっとかな…。でもすごいね！どんどん上達してるよ！」

「そう？迅…さんにはまだまだ及ばないから実感わかないや」

迅「そこら辺のB級よりは強いね」

「へぇ～。そうなんだ。あ、そういえば私の黒トリガーどうなったの？」

迅がどうにかするっていうから任せっきりだけど、正直玉狛に二本も黒トリガーを置かせておくだろうか。

迅「んー？それなら忍田さんの許可が下りれば使えるということになってるよ。急にS級になるつもりはないんでしょ？」

「まぁ、そうだけど。よく許可出たね？」

迅「その黒トリガーは林檎しか使えないってところが大きかったんだと思うよ。それにまだまだ謎に満ち溢れてるから本来の所持者が管理するのが一番安全だって考えたんじゃないかな」

「そんなもんか」

迅「そんなもんだよ」

ニッコリと笑ってそれに、と付け加える。

そのあとに続く言葉が予想できてしまっているあたり、もう聞き飽きたというべきか…。

迅「おれは実力派エリートだからね」