拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ20)

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第18話　色々決まったページ20

根「三雲くんの話はもういいでしょう。今はとにかくイレギュラー門をどうするかです！」

根暗……じゃなかった根付さんが今日のイルガーの件の被害を報告している間に迅と一緒にその資料を読む。

迅「ふむふむ」

「…何か見えた？」

迅「ああ」

そういって自称実力派エリートはニヤリと笑った。

いつ見ても若干いらだつ笑顔だなぁ。

林「…で、お前が呼ばれたわけだ。やれるか？迅」

その林藤さん(ボス)の問いかけに迅はさわやかすぎる顔で

迅「もちろんです。実力派エリートですから」(ニコリ

とした。

ちなみに私は「何やってんだコイツ」的な視線を送りながら真顔で後ろに突っ立っている。

鬼怒田さんと根付さんが一緒に驚いていた。

まぁ、そうだろう。

開発部そうででも原因はわからないんだから。

そっから先はあんまり興味なくて聞いてなかった。

だってスマホゲームしてたんだもん←

三「先輩、ちょっといいですか」

三雲君を引き留めた後は私か…。

そうじゃないかとは思ってたけど…。

「なにかな？」

三「玉狛に入ったんですか」

「うん、米屋くんに言われたその日にばったりスカウトされちゃって。で、これは運命かも！と思って即決しちゃった。相談した方がよかったかな？」

三「いえ、先輩が自分で決めたならいいです。でも…、気を付けてください。玉狛は本部によく思われてないですから」

そういって話は終わったのか、離れていった。

ので、私は迅の後を追うことにした。

…優しいね、三輪君は。

……そういえばネイバーって近界(ネイバーフッド)っていう異次元のところからきてるんだよね。

だったら私ってネイバーじゃないんじゃないかな…？

だってうちの世界にトリオンなんてなかったし。

うん、ネイバーじゃないや。

異世界人であってネイバーじゃない。

よし、三輪君にする言い訳ができたぞ～。

「迅…さん、置いてかないでくださいよ。迷子になったらどうしてくれるんですか」

迅「ああ、ごめんごめん。あ、こっちは聞いてたと思うけど俺の弟子だよ。まだボーダーに入ったばっかりだからいろいろと教えてあげてよ」

修「どうも…」

「どうも、修君」

迅「じゃあおれはちょっと用事があるから。メガネ君に送ってもらって～」

と、迅は私の返事を聞く前に颯爽とどこかに行ってしまった。

今度栞に地図貰おう。