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43日目 ページ46

授業が終わり、試験結果の上位50名の名前と点数が廊下に張り出される。その紙を前に、歓喜の声や落胆の声が聞こえるのは当たり前の事。しかし、今回はその度合いが今までと全く異なっていた。
今回、主に聞こえてくるのは驚嘆の声。皆、自分が50位に入っているのが当たり前だと思っていた様子で、その分絶望したような絶叫が響いていた。


Aは、ガヤガヤと賑やかな廊下を抜けて、オクタヴィネル寮に帰っていた。して、向かう先はモスモロ・ラウンジ。アズールからの呼び出しであった。


「もうすぐここに沢山のイソギンチャク達が来ます。彼らは恐らく暴動を起こすでしょうから、ジェイド、フロイドと共に軽く遊んでやってください」
「それは、いいけど…私そんな強くないよ、」
「大丈夫ですよ。大体は2人がじゃれるんですから。彼らの取りこぼしを拾ってくれるだけで結構」
「…了解」


そんな話をしていると、遠くの方からざわめきが近付いてくる。そして、あっという間に頭にイソギンチャクを生やした生徒たちがモストロ・ラウンジに流れ込んできた。


「これはこれは、成績優秀者上位50名からあぶれた哀れなみなさん。ようこそ、『モストロ・ラウンジ』へ」


パッと、イソギンチャク達の視線がアズールに集まった。アズールは改めて挨拶をした後、契約についての話を始める。すると。

「ちょっと待った。こんなん詐欺だろ!」

とエースが声を上げて、契約についての文句を言い始めた。それは、対策ノートをこんなに大勢に配ったなど聞いていないといった内容のもの。エースがそう口にした事で、他の生徒たちも、そうだそうだと文句を垂れる。しかしアズールはそれに対し、守秘義務があると一喝した。
そして話は、アズールに担保として預けた得意魔法の話となり、それについてもアズールはこと細かく説明をした。が。


「さっきから聞いてりゃ…どいつもこいつも気に入らねぇ!!!」


ラウンジ後方、一際目立つ白い狼が声を荒らげた。彼はイソギンチャクを頭につけていない。ということはつまり、契約違反をした者ではない。アズールは彼にこの場から退出するよう言うが、彼はそれを聞かず、自分も当事者だと言った。

その理由はなんともまぁ、言ってしまえば馬鹿真面目。自分の力で勉強した奴らと真向から競い合いたかったのに、アズールにそれを邪魔されたとのこと。

そして自体は彼の登場により、アズールの言った通りとなった。

皆でかかればアズールなど倒せる、と。

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あいむ(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます〜!!ご期待に応えられるように頑張りますm(_ _)m (2020年5月16日 23時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 21時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い (2020年5月13日 16時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - なづななさん» コメントありがとうございます!!にやけられるものになっていて安心しました(?)ラギーとトレイ先輩いいですよね。。ラギーは可愛いし、トレイ先輩はあの優しげな感じなのにしっかりヴィランって所が最高です...。ありがとうございます!頑張ります!! (2020年4月28日 17時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
なづなな - とっても面白いです!フロイドが大好きなので、にやけながら読ませて頂いてます。あとはラギー君とトレイ先輩も好きです!体調などに気を付けてこれからも頑張って下さい!応援していますっ! (2020年4月26日 0時) (レス) id: c89830493e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいむ | 作成日時:2020年3月23日 0時

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