3日目 ページ4
『オレのでしょ？』
そう言ったフロイドの表情が不機嫌そうになっていく。
「フロイ、「フロイド、せっかく持ってきた朝食が冷めてしまいます。食べましょう」
ジェイドがポンとフロイドの背中に手を乗せた。すると、フロイドは少し視線を外してから、はいこれクラゲちゃんの分とAの前に、ガーリックシュリンプの乗った皿を置いた。
「あ、ありがとう」
「…クラゲちゃんのばか」
「えぇ、、」
Aの前に座ったフロイドは黙々と朝食を食べ始める。心做しかいつもより食べる速度が早い。
それを見た、Aの横に座っているジェイドは彼女にそっと耳打ちした。
「あまりフロイドを不機嫌にさせないでください。今日こそはラウンジの掃除の手伝いをしてもらいたいんですから」
「でも、ラギー君と話してただけだよ。それにフロイドとは、」
「えぇ、分かってます。けれどフロイドは、、Aの事を気に入ってますから」
ただでさえAが男子校に入学して…とブツブツ言っていたが、その呟きは段々と小さくなっていった
「クラゲちゃん、今日は何の授業受けんの？」
朝食も終わり、クラスへの移動途中にフロイドがそう問うた。
「えと、魔法解析学、かな。あとは飛行術と魔法薬学」
「クラスはA組だよね」
「うん。フロイドはD組でしょ、？」
「そぉ。オレのクラスも覚えてたんだ？」
Aが自分のクラスを把握していてくれた事に少し気分を良くしたのか、フロイドは繋いでいるAの手をぎゅっと握った。
「授業が終わったら、Aも一緒にラウンジに来てくださいね。開店準備が終わった後に少し歩く練習をしましょう」
Aのクラスの前に来ると、ジェイドがそう言った。ラウンジもやってるのか、と少し楽しみになる。
「じゃあ、授業が終わったら迎えに来んね〜」
ヒラヒラと手を振って2人は自分たちのクラスの方向へと歩いていった。
2人が去っていくと、クラス中が少しざわめいた。あれって2年のリーチ兄弟じゃないか、それに彼女って、、
聞いている限り、あまり気持ちの良いものではなさそうだ。ふぅと1つ溜息をついて、机に突っ伏そうとした時、
「よ、噂の新入生」
目の前にいたのは、メイクが特徴的な赤髪君とクールそうな表情をした青髪君だった。
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あいむ(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます〜！！ご期待に応えられるように頑張りますm(_ _)m (2020年5月16日 23時) (
レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 21時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い (2020年5月13日 16時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - なづななさん» コメントありがとうございます！！にやけられるものになっていて安心しました(？)ラギーとトレイ先輩いいですよね。。ラギーは可愛いし、トレイ先輩はあの優しげな感じなのにしっかりヴィランって所が最高です...。ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月28日 17時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
なづなな - とっても面白いです！フロイドが大好きなので、にやけながら読ませて頂いてます。あとはラギー君とトレイ先輩も好きです！体調などに気を付けてこれからも頑張って下さい！応援していますっ！ (2020年4月26日 0時) (レス) id: c89830493e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2020年3月23日 0時
