NEWSの姫になる子 【Y.T】

34 ―貴方side― ページ34

本当に皆が見つけてくれるとは思わなかった。



このままNEWSHOUSEに戻っていいのかな。



私メンバーの事好きになっちゃったのにいいのかな。



そんな時祐くんが私に話しかけてくれた。





手「ねぇ、A良かったらちゃんと俺の目を見て理由教えて？」





この時、ちゃんとした理由を言おうと思った。



迷惑をかけちゃうかもしれない。



でも私は祐くんが



NEWSの皆が好きなんだ。



私はこのまま未練が残ったままで皆とお別れしたくない。



ならちゃんと想いを伝えてからお別れしよう。





「私ね、祐くんの事が好きになっちゃったの。」



手「え？」



「もちろん、NEWS皆の事が好きだよ？でも祐くんの感情だけは違った。」



手「…」





そりゃ困るよね。約１ヶ月しか一緒に住んでいない人に好きって言われるんだもん。





「私、本当はみんなと一緒にNEWSの一員となって活動したかった。」



手「うん。」



「でもメンバーの事を好きになっちゃった。」



手「うん。」




「私ね、元々バンド組んでたの。」



手「え？」



「そのバンド内で恋人同士になった友達がいてね。」



手「…」




「付き合っているうちは良かった。楽しそうだったし、何より私たちメンバーも見てて元気を貰えたの。」



手「うん。」



「でもある日突然その近郊は崩れた。」

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