NEWSの姫になる子 【Y.T】

13 ―増田side― ページ13

Aも一緒に住むようになってからはや半月。




NEWSHOUSEの雰囲気もガラッと変わった。



悪い方に進んだとかじゃなくて前よりももっと生活が楽しくなったって感じ。



Aが来るまで仕事の後は皆で外食が多かったけど、今はAが料理を作ってくれるからほとんど家で食べてる。






増「A今日の夜ご飯何ー？」



「迷い中なんだぁ〜。まっすー何か食べたいものある？」



増「餃子食べたい。」



「わかった。じゃあまっすーも一緒に作ろー？」



増「OK。てか、今日せっかく皆いるんだし皆で作ろうよ！」



「それ名案だね！じゃあ私皆呼んでくる！」



増「よろしくね〜」





こんな感じでAはどんどん俺たちと距離を縮めていってる。



それが普通は嫌だと思うはずが居心地がとても良かった。



初め俺はNEWSHOUSEに女の子が住むなんて嫌だった。それも何も知らない子。



絶対に気まづくなったりする。そう思ってた。



でもAは違った。Aは自分の事なんか後回しで常に俺たちの事を考えてくれる。



そうそれはある雨の日のこと…







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俺は新しいアルバムの収録に出掛けていた。



途中まで車でマネージャーさんが送ってくれたんだけど、AがNEWSHOUSEに住むようになって色々と考えることが多くて歩いて帰ることにした。



少し雲行きが怪しいけど家まであと少しだし大丈夫だろう。



それが大きな間違いだった。

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