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「Aちゃん、よくわかったね。本物のケイトくんはオレでーす！
増えるのってめっちゃしんどいからあんま長持ちしないんだけどね。とにかく、遅れたら首をはねられちゃう。人手が足りないからみんな手を貸してよ。
終わったらリドルくんのとこに案内してあげるからさ。」
ケイトが焦ったように話す。
どうやら、魔力の消費量が大きい魔法のようだ。
しかしながら、少女には驚きだ。
本人にしか見えないほど、どのケイトもケイトだというのに…。
「またバラを赤くする仕事か？」
グリムが呆れながら言うと、
「アンタ、ほんと調子いいヤツだね〜！」
とエースは不満をぶつけていた。
「エース。どんなに人使いが荒くても、ケイトくんは先輩なんだから！黙って言うこと聞いてないと、後が怖いのがナイトレイブンカレッジ生だよ！
これ、大事！」
「…コイツが一番シツレイなんだゾ。」
「全くだ。ほら、エース、A。行くぞ。」
「「うーっす。」」
「さっ、それじゃ早速始めましょ〜！」
デュースに引きずられ薔薇の木の庭に行くと、ケイトが笑顔で立っていた。
ではここで、エースの心の叫びをどうぞ。
＿殴りたい、その笑顔。
「だぁ〜！やればいいんでしょ！？や・れ・ば！」
「そゆこと〜。はい、エースちゃんとAちゃんにはこれ！」
「へ〜い。」「ありがとうございます。」
エースと少女はケイトから昨日使ったブラシを受け取る。
デュースとケイトはマジカルペンを構えた。
「さーてと！色塗りスタート！」
ケイトの声を合図に色塗りがスタートした。
＿＿さぁ、急いで薔薇を塗れ！
＿＿赤く、赤く薔薇を塗れ！
＿＿一つも塗り残したらいけないよ？
＿＿じゃないと、
＿＿＿＿怖い女王様に首をはねられてしまうよ。
＿＿さぁ、薔薇を赤く塗れ。
何故だろうか。
少女は御伽噺の＜アリス＞になった気分だ。
「私も首をはねられそうになってしまいそう。」
「はぁ？何言ってんだお前。魔力ない奴にユニーク魔法で魔法を制限する意味無いだろ。」
少女が呟くとエースが
＿マジでコイツ意味わからん。
と言いたげな表情で見てくる。
今は、自力で塗る組と魔法組で別れて塗っていたため他に人はいなかった。
「えぇ〜、だって＜アリス＞だと捕まっちゃうんだよ？」
「何言ってんだ。お前はオンボロ寮の監督生イヌイ・Aだろ？」
「おっしゃる通りです。」
そんな雑談をしながら、薔薇の色塗りを終わらせた。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
