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「へ〜、エースちゃんもAちゃんも大胆だね〜。」
ケイトは楽しそうにエースと少女を茶化す。
だが、それが少女に効くはずがない。
「エース、知ってると思うけど、寮の掃除の状況変わってないから…今日も昨日と同じになるけど良い？」
少女は気にせず、エースに問いかける。
エースはそんな少女の質問に顔を真っ赤にして、
「…仕方ねぇだろ。野宿は嫌なんだから。」
と首に手を添えながら答えた。
少女は満足そうに頷いて
「エースが良いなら私は構いませんよ。」
と、トレイとケイトに笑いかける。
デュースが後ろでエースに何か文句を言っているが、そんなのは無視だ。
すると、トレイがキョトンとして、
「どうしてさっき、デュースは騒いだんだ？」
と純粋な疑問を残す。
すると少女はハッとして、もしや…とケイトを見ると、ケイトも苦笑いで頷いていた。
「あの、トレイ先輩…」
「あのね、トレイくん…」
少女とケイトは少し申し訳なさそうに、
＜乾Aが女である＞
ということをトレイに話す。
「そうだったのか！？…悪い。気づかなかった。」
「トレイくん、意外と抜けてるとこあるよね〜。」
トレイはそれを聞いてビックリしながらも少女に謝罪を入れる。
食堂での会話で普通気づくと思うのだが…ケイトの言う通り、少し抜けているところがあるようだ。
「大丈夫ですよ〜。ここ、可愛らしい男の子も多かったですし、私から女であることをアピールしてませんしね。」
少女が笑いながら答えると、トレイは心底安心した表情を見せた。
確かに、女性の地雷は分かりにくい。
もしかしたら、これが癪に障る女性もいる事だろう。
それをよく知っているケイトも、ほっと息を零していた。
「…Aが女性なら…そうだな。ん〜、じゃあ、デュースもお目付け役としてAの寮へ泊めてもらったらどうだ。
真面目なお前がいたら安心だろ？」
と、トレイが提案する。
確かに、良い案だ。
デュースがいれば、エースも変な気は起こさないだろう。
「副寮長の俺が、外泊許可を出してやるぞ。」
「トレイくんってば、新人ちゃんに甘くない！？…でも確かに、その方が安心かぁ。
…いいな〜。ね、Aちゃん、オレも行って良い？」
トレイの＜外泊許可宣言＞を受けて、ケイトが駄々をこねるようにおねだりをしだす。
まぁ、楽しそうではあるから仕方が無いのだろう。
少女はこんなに大人数１つのベッドに入るかな〜なんて考えながら、
「良いですよ。」
と答えた。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
