紫耀の気持ち。 ページ26
「どうって言われてもなぁ…普通に好きな気持ちは変わらないよ?」
私がそう答えると、紫耀は少しだけ不満そうに私を見つめた。
『も〜、そういう好きじゃなくて!!
俺を男として見た時に、Aにとってまだそういう対象になれてないかなって意味!!』
紫耀はそう言った後、缶チューハイを流し込むように飲んだ。
今までも紫耀の言動にドキドキした事はある。
ただ、紫耀が彼氏になるという具体的なイメージだけがわかないのだ。
「じゃあ紫耀はさ、私と付き合うイメージって出来てるの?」
『そんなの当たり前でしょ!!
イメージ出来てなかったら告白なんてしてないから!!』
なるほど。
あの時は、何となくの話の流れというか勢いで言っちゃったのかなって思ってたけど、
紫耀はそういう事もちゃんと考えた上で告白してたのね。
じゃあ、付き合えるかの指標がキス出来るかどうかなら、紫耀は出来るって事なのかな。
「ねぇ、紫耀は私とキス出来る?」
私が至って真剣にそう尋ねた瞬間、紫耀が飲んでいた缶チューハイをブーッっと吹き出した。
「ちょ、紫耀大丈夫?」
『いやいや、何で真面目な顔してそんな事聞いてくんの!!』
「え、聞いちゃダメだった?
だってさ、キスも出来ない相手なら付き合えないなぁって思って」
私がそう言いながら紫耀を見つめると、隣でハァーっと大きくため息をついた紫耀。
『俺さ、今までずっと思ってたんだけど、Aは俺に対して警戒心無さすぎ』
紫耀はそう言って、私をソファーに優しく押し倒した。
328人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひかる(プロフ) - はるきち♪さん» こんにちは!!楽しんで頂けて良かったです!!あ、でも私のお話は割とキュン要素が少なめですが大丈夫でしたか?笑 私も年上の永瀬担なんで先輩設定とか正直難しいんですよね…笑 また永瀬メインを書いた時は是非また読みに来てくれたら嬉しいです!! (2021年8月21日 17時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
はるきち♪(プロフ) - こんにちわ。最初から最後まで楽しく読んでました(^o^)キュンキュンありがとうございます。最近、キンプリ沼にはまりまして特に廉担で姉の年上設定だったので特に。引き続き体調崩さず頑張ってください (2021年8月21日 15時) (レス) id: 05a8817700 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» ありがとうございます!!海人推しやのに最後まで平野推し貫いてくれてありがとう。でも、勝たんて言うたら平野に叱られるで?笑 まだ次は誰メインにするか決めてないけど誰メインでもまた読んでくれたら嬉しいです!!(図々しい笑) (2021年8月21日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 完結おめでとうございまぁす!!!……紫耀くん〜!最後までカッコよかったなぁー。同期紫耀くんしか勝たん!(もちろん推しは海人くん!!!)またどこかで会いましょう(笑) (2021年8月21日 12時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - かいとんさん» お久しぶり!!このお話では相変わらずの紫耀推しなのね笑 私も紫耀の事応援してるけど(オイ)、結末がどうなるのか最後まで楽しんで頂けるように頑張りまーす!!!!!! (2021年8月8日 7時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひかる | 作成日時:2021年5月1日 16時