すのかぞく。ぱーとよん。

番外編:守るよ。req ページ14

番外編:守るよ。yuki様req

翔太side
何となく視線を感じるようになったのは1週間くらい前のこと。康二が部活のコンクールが近いらしくて、遅くまで活動するって言ってたから1人で先に帰ってた時にふと誰かに見られてるような感じがして、怖くなって少し早歩きで帰った。

康「しょったごめんなぁ、、今日も遅くなるわ。」
翔「いいって、別に、ひとりで帰れるから笑」
康「なんかあったらすぐ電話してな？」
翔「はいはい。、」
今日も帰りはひとり。樹と帰ろうかなって思ったけど、樹は最近バイトが忙しいらしく、付き合い悪いし。。

休んでた分の授業の補習を受けて、少し薄暗くなってしまった道をひとりで歩く。。あれ、、俺つけられてる？？

同じペースでずっと足音が聞こえる。俺が進めばその足音も同じ分だけ進むし、止まればその足音も止まる。こんな時ってどうしたらいいんだ、、このまま帰ったら家まで来るってことだし、どっかで撒くしかないよな。。できるだけ早足で歩きながらなるべく遠回りをして帰る。結構暗くなってきてるし、、ちょっと苦しい。。
怖くなって最後の曲がり角から家まで走って帰る。


ｶﾞﾁｬﾝ「ﾊｧﾊｧﾊｧ、、、」
ラ「おかえりー、、って、、どうしたの！！」
翔「っいや、、へいき、、」
ラ「苦しい？顔色も悪いし、、」
翔「んーん、、、ちょっとだけだから、、大丈夫。」
ラ「、、、」


心配してくれてるラウ兄ちゃんには悪いけど、ここで言ったら兄弟にも迷惑かかるかもしれないし、、俺が自意識過剰なだけなのかもしれないから、黙っておく。

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