チ ョ ン ・ ジ ョ ン グ ク 誘 拐 事 件

・ You ページ32

you side









『…テ…テヒョナやめてッ…離してッ…！』









気づいたら私は仰向けでテヒョナが上に跨り手首を掴み動けないようにされてた。









TH「何俺に怯えてんの？









俺何にもしてねぇだろ。









なんでさ、こんなに想い伝えてんのにわかってくれないの？」









この人…いつものテテじゃない。









誰…









声が低いからより一層怖い。









『だって…私には…ジョングクがいるからッ…。』









TH「…またジョングクかよ。









…なんで…なんであいつなんだよ…。









あいつはもうどこにもいねぇよ。」









『いるもんッ…ずっと…私の中に…。









…ねぇ、ジョングクとジミナ返してッ…。』









TH「は？もしかして僕が犯人だって言いたいの？









…まぁ、本当だからいいけどさ。









そろそろさー、あいつらら殺そうと思ってるんだよね。」









『…やッ…やめてッ…！お願いだからッ…。









ねぇ…お願い…何でもするから…ッ…ジョングクとジミナ…殺さないでッ…！』









TH「あ、何？条件？笑笑









いいよ。それ聞いてあげる。









…じゃあ代わりに俺の物になってよ。」









私にはもう選択は一つしかない。









『…わかった。』









TH「ひひっ…やった、今日から僕のもの。」









違う。私はテヒョナのものなんかじゃない。









じゃないのに…。









テヒョンの表情は一瞬にして明るくなったが、少しまだ黒かった。

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