・ ページ3
J K s I d e
仕事も終わって、約束の時間。
ドキドキする。
不安と緊張が混じりながら、エレベーターで駐車場
まで降りる。
ヒョン達には”用事”があるからって言って、
先に帰ってもらった。
テヒョニヒョンはどういう理由をつけたんだろう。
ヒョンも僕みたいに「用事」という名前を使って
理由をつけたのだろうか。
テヒョニヒョンには謎がある。
それは、
2日に1日、宿舎に帰ってこないこと。
いくら理由を聞いたって教えてくれない。
それを話す時のテヒョニヒョンの顔は希望に満ち溢
れたような顔をする。
その笑顔は一瞬ゾクってする。
そしていつもなぜか最後に、人差し指を口に当てて、
「楽 し み に 待 っ て て ね 。」
と呟いてくる。
本当に怖い。
何を楽しみに待っとけというのか。
わからない。
テヒョニヒョンの心は全く読めないし、
多分読もうともしないだろう。
TH「あ、ジョングガ遅いよ〜、僕ずっと待ってたんだよ?」
駐車場の柱にもたれているテヒョニヒョン。
その手には車の鍵が握られていた。
JK「すみません。…テヒョニヒョンって、車持って
ましたっけ…。」
TH「あっ気づいた!?そうなの!最近免許とったん
だ!それでさ、ドライブしようと思って。」
…僕だけ?
なんで僕なの…?
多分今までのようにテヒョニヒョンのことを何も思
っていなかったら普通に喜んでいただろう。
だけど、今は素直に喜べない…。
JK「…他のヒョンは乗せないんですか?」
TH「いいじゃん!ジョングガを一番に乗せたかったの!」
本当に…?それが理由なの…?
JK「わかりました。じゃあ…乗りましょう?」
僕は自然な笑みを装って、テヒョニヒョンの車に近づいた。
・
僕はバカだったんだろう。
なぜ後ろを振り向かなかったのか。
そこには表情がない、冷たい表情をしたテヒョニヒ
ョンが、僕の首にスタンガンを当てていたなんて。
・
「 … さ っ さ と 眠 れ 。 」
727人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
。*黒虎*。(プロフ) - 美波さん» 楽しんでもらえて嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月25日 23時) (レス) id: 5003b647a7 (このIDを非表示/違反報告)
美波 - どうなるのー!ってドキドキします!続きが楽しみです!!更新楽しみにしてるので、無理せず頑張ってください! (2018年6月24日 23時) (レス) id: dfb015caa9 (このIDを非表示/違反報告)
。*黒虎*。(プロフ) - 杏さん» ありがとうございます!そういってもらえてとても嬉しいです笑 これからも頑張ります!! (2018年6月24日 13時) (レス) id: 5003b647a7 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - テテがブラックすぎて逆に面白いです!← 結末がどんな風になるのか想像出来ません。だからすごく楽しみです!更新楽しみにしてます! (2018年6月23日 23時) (レス) id: 13d9eb01d9 (このIDを非表示/違反報告)
。*黒虎*。(プロフ) - ライムさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年5月29日 7時) (レス) id: 5003b647a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:。*黒虎*。 | 作成日時:2018年2月11日 15時