今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:538 hit
小｜中｜大
プロローグ ページ1
「ら、ら、らー」
適当な鼻唄を歌いながら、軽い足取りでいつもの通学路を通る。田んぼとクリークしかない道を見ると、故郷の田舎っぷりに溜息をつきそうになる。田舎故に交通量が少なく、何をやろうが人目につかないのは悪くないけれど。
軽いステップでも踏んでしまおうかと考えているところ、目の前を蜻蛉が横切った。
「お、蜻蛉さん。もうそんな時期かー、早いなあ」
ぼうっとそれを眺めていると、その種類に目を剥いた。
「は......あれ、は。あの、蜻蛉さんは......」
美しい、ターコイズブルーの瞳。小さなからだ。透明感のある羽根。
「シオカラトンボさんやんけ！！！ついてこ！！！！！」
無類のシオカラトンボ好きとしては走るしかないよね、と誰にでもなく心の中で呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mari(プロフ) - かなとさん、申し訳ありませんでした。すっかりタグ等のことを失念しておりました。ご指摘感謝いたします。今後はこのような不手際がないように気をつけます。 (2019年4月3日 20時) (
レス) id: e7ce177d6b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月3日 20時) (レス) id: 6c274df2ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari | 作成日時：2019年4月3日 20時
