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「みなさーん!
2人の歌はどうでしたかー?」

サイコーと歓声があがり、
ンダホとぺけたんがホッとした顔になる。

シ「ちょっと待て、なんなん?これドッキリ?」

「そうだよ?みなさんにも一緒に説明します」

順を追って約半年かけたドッキリの種明かしをする。
シルクとモトキとザカオはあまりドッキリかけられないし
新鮮だっただろう。

シ「壮大すぎるだろ」

シルクの言葉にみんなで笑い、
予定通りに抽選が行われる。

抽選が終わり、一言ずつ感想を言うと
あっという間にオフ会の終了時刻だ。

観客に見送られ退場し、
着替えてから、居酒屋で軽く打ち上げをする。

明日は平日でみんな学校もある。
解散の後、このままわたしの部屋に帰ろうと
マサイと2人でタクシーを拾うと、
何故かシルクとモトキが乗り込んでくる。

シ「おいA、今舌打ちしただろ?」

したわ!
帰ったらマサイが可愛いって言ってくれる予定なのに。

「いや、モトキが舌打ちしてた」

モ「流石に庇わないぞ?」

マサイが笑いを堪えながらわたしの肩をポンと叩く。

マ「諦めて尋問を受けるぞ」

「…はい」

わたしの家に着くと、
それぞれがテーブルを囲むように腰掛ける。
モトキとシルクがわたしとマサイを見つめる。

シ「何を企んでる?」

「…ドッキリを企んでたよ?」

モ「ドッキリについてはいいから、
この先目指している事を教えてくれ」

「…フィッシャーズのみんなの特技を伸ばしたい」

2人が首を傾げる。

マ「俺らは趣味も特技もバラバラだろ?
多分目指してるところも違う。
それでもフィッシャーズとしてまとまれた」

「今日の曲はダホちゃんが歌詞を書いて
わたしとマサイで曲を作って
ぺけとダホちゃんで歌った。
みんなの特技を一曲にまとめられたでしょ?」

マサイとスタジオでの2人の練習に付き添い、
意見を交換しながら改良を重ねてできた一曲だ。

マ「これからは俺がMVを撮って編集したり
ザカオが踊るパートを作りたいと思ってる」

シ「…俺とモトキとダーマは?」

「みんなで歌ってもいいかもだけど、
シルクとモトキは運動神経を伸ばすとか?
野生児の頃みたいに」

モ「ダーマはゲームか?」

マ「あの独特の面白さとか毒を含んだ部分じゃねぇか?」

4人で顔を見合わせて笑う。

シ「わざわざドッキリにせず、言ってくれりゃ良かったのに」

モ「確かにな。なんでドッキリにしたんだ?」

「え、だって一本動画増やせるよ?」

YouTuberとして大事でしょ

シルクside→←ンダホside



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設定タグ:マサイ , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:にゃんこすき | 作成日時:2019年5月16日 17時

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