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控え室に戻り、グッズにサインを入れると
もう開演まであと少しだ。
リーダーのシルクに呼ばれ、みんなで円陣を組む。
「フィッシャーズ、ファイ！」
「「「「「「「オー！」」」」」」」
みんなで手を合わせ、ステージに向かう。
待機中の袖にこっそりとGoProをしかける。
マサイも別の場所に手持ちのカメラを置いた。
２人で頷き合い、シルクの合図でステージに上がる。
盛大な拍手に迎えられ、ステージに立つ。
自己紹介をし、モニターに写し出されたテーマごとのフリートークをしていく。
シルクの進行とメンバーの息のあった掛け合いで、
観客の笑いに溢れる。
モニターに�猯�愛について�瓩伴未圭个気譴襦�
シ「最後のテーマは恋愛！これについてマサイから話したいことがあるんだよな？」
マ「あぁ。みんなの前で発表したい事がある。」
マサイが他のメンバーより一歩前に出ると、
会場が女子の黄色い声で包まれる。
マ「…実はフィッシャーズのメンバーの１人と付き合っています。その人は」
音響からドラムロールが流れる。
前もって仕込んでいた事だが、
やっぱりおかしい気がする。
「いや、それがわたしじゃなかったらトップニュースになるよ？」
ドラムロールの途中で一歩前に出て、マサイの隣に立つと会場が笑い声と歓声で包まれる。
これでシルクとかだったら腐の方たちが大喜びだったろう。
シ「俺でーすとか嘘でも言えんもん。
まぁ、俺らは知ってた事なんだけど、
Aとマサイは付き合ってまーす」
たくさんの拍手とおめでとうの言葉が聞こえる。
見回せばわたしのファンの男性も笑顔だ。
わたしとマサイでありがとうと頭を下げ、続きを話す。
マ「３ヶ月位前に初恋の相手だったAに告白して、それから付き合ってます」
「わたしにとってもマサイが初恋の人です」
シ「お、馴れ初め話しちゃう？」
マ「いや、興味がない人もいるだろうから
そこらへんは後日セカンダリかなんかにあげます」
「興味がある人は見てくださいね〜」
マ「なぜ発表したかっていうと、コメント欄のAの〇〇説みたいなのがちょっと嫌でな」
「わたし、モテません。
マサイ以外のメンバーに惚れられたこともないです」
会場が失笑で溢れる。
別に悲しくもなんともない事実だ。
マ「…ということで、俺とAの応援お願いします」
「お願いします！
では他のメンバーの恋愛について聞いていきます。ダホちゃんから話して？」
ン「急にふるなよ！」
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作者名：にゃんこすき | 作成日時：2019年5月16日 17時
