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シルクside ページ19

シルクside

「昨日から付き合うことになりました」

マサイの家で対面してるAに笑顔で報告される。

首元を隠す様な服を着ているが、
隠しきれていないキスマークが見えている。

さすがに展開が早すぎる。
手を繋ぐのにもドキドキする様な
周りをじれったく思わせる様な
亀みたいなスピードで進むものだと思っていた。

お互い成人しているとはいえ、ショックだ。
モトキは今のAを見ない方がいいと思う。

「…マサイは?」

「長風呂でのぼせちゃって、今はあっちで横になってる」

「…そうか」

風呂でなにやってんだよ。

改めてAを見てみると
キラキラと幸せオーラに溢れてる。
あどけない表情に艶が混じり
少女が女になった事が一目でわかる。

「…おめでとう。」

本当に複雑な心境だが、めでたいことではあるのだろう

嬉しそうにはにかみながらお礼を言うAは
前にも増して可愛くなってる気がする。

ほぼ無意識に頭を撫でようとした手を引っ込める。
さすがにマサイが嫌な思いをするかもしれない

「視聴者に報告すんのか?」

視聴者のコメントにはAとメンバーの様々な説がある。
俺とモトキとマサイが一番有力説とされてるが、
逆ハーレム説まで出ている始末だ。
公表してしまえば、少し落ち着くだろうと思える

「…マサイとも話したんだけど、出来ればここで直接報告するつもり」

Aがテーブルの上にある書類に視線を移す

「オフ会か」

確かに、応援してくれる人のみが集まる場だ
誰でも見れる動画と違い、悪意も集まりにくいだろう

「今からモトキも来るし、みんなで話し合おう」

モトキは来ない方がいいと思う。切実に。

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設定タグ:マサイ , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:にゃんこすき | 作成日時:2019年5月16日 17時

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