どこに挨拶してるのよ ページ49
「ん・・眩しい。」
目を覚ますと、壁時計の時刻が朝8時を回っていた
「朝食の準備をしなきゃ。でもその前に、」
私の胸に顔をうずめて眠っているグクをどうするか
揺すぶっても、全く起きる気配がない
寝ぼけているのか、もぞもぞとシャツの中に入ってきたグクの手
「ちょっと、グク。」
むにゅっと胸を掴んできた
「や、ンッ・・もう、起きてるんでしょ。」
JK「んー。おはよう、ヌナ(笑)」
胸に顔をうずめたままのグク
「どこに挨拶してるのよ。」
むにゅむにゅとグクが手を動かす
「アッ、んんっ・・て、手を離して・・・ッ。」
JK「やーだー。」
ドンドンドンッ！！
ドアが乱暴にノックされる
TH「ヌナ！！」
JM「ジョングギ！！」
部屋の外から、テヒョンとジミンの怒鳴り声
JK「はぁ〜。」
グクがやっと体を離してくれて、床に落ちていたパーカーを手渡してくれた
気怠く腰が痛むけど、メンバーに知られるのは恥ずかしすぎる
「よし。」
気合を入れて、部屋の外に出る
「お、おはよう。」
じーっと上から下まで見てくる二人の視線に気まずくて、その場を逃げ出した
JN「おはよう、Aちゃん。朝ご飯出来ているから、食べて。」
「オッパ、おはようございます。朝食、ありがとうございます。」
JN「気にしなくていいよ。たまには作らないと、俺の腕が鈍っちゃうからね。」
「すぐに顔洗って、戻ってきます。」
珍しく黙々とご飯を食べているマンネライン
彼らを心配して声をかけるホビとナム
JH「お前たち、具合でも悪いの？」
TH・JM・JK「大丈夫です。」
RM「お前たちが静かすぎると、不気味だよ。」
食べ終えたテヒョンとジミンが席を立つ
TH・JM「Aヌナ。」
「は、はい。」
突然大きな声で名前を呼ばれて、声が裏返る
TH・JM「俺たち、ジョングギに負けないから。」
「へ？」
TH「ジョングギ、ちょっと。」
JK「はい。」
ジミンに促されて、席を立つグク
JN「はぁ〜、そういうことね。」
「え？」
SG「お前も大変だな、A。」
労わる様に肩をポンポンと叩かれた
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
