胸元に歯が出たお茶目なウサギのワッペン ページ4
「カメラケースとストラップだ。」
JM「写真を撮るのが好きみたいだから、必要かと思って。」
「ジミン、ありがとう。大切に、使わせてもらうね。」
TH「次は、俺の。」
青い袋に白のデザインリボンで、可愛くラッピングされたプレゼント
同じように、丁寧にリボンを解いて袋の中身を取り出した
「ジュエリーウォッチ！こんな高価な物、受け取れないよ。」
ヌナが焦って、俺の方を見てきた
TH「見た目ほど、高価な物じゃないから。」
「でも、」
TH「ダサいって言ったお詫びと看病とピアスをもらったお礼だから。ヌナが貰ってくれないなら、これはゴミ箱行きになっちゃう。」
悲しそうな顔をして上目遣いで見ると受け取ってくれた
「テヒョン、ありがとう。仕事をする時には、必ずつけるね。」
JK「次は、」
部屋のドアがノックされ、ジンヒョンが顔を覗かせた
JN「ジョングギ、Aちゃん起きた？」
「ジンオッパ。今日は、寝ちゃってごめんなさい。」
JN「全然、いいよ。それより、先にお風呂へ入っておいで。」
「はい、ありがとうございます。」
お風呂に入る準備をして、部屋を出て行ったヌナ
JK「テヒョナヒョン。」
TH「なに？」
JK「それ、高価な物ですよね。」
TH「違うよ。」
JM「控室にあったジュエリー雑誌。」
さり気なくしていたつもりが、鋭いなぁ
TH「さぁね。ジミンのそれも限定でしょ？」
JM「たまたま、売っていたから買っただけ。」
嘘だね、ネットで発売日を確認していたくせに
JK「本日のみの店頭販売ってここに書いてありますよ。」
さすがジョングギ、ネットで調べた画面をジミニに見せていた
JM「あれれ？本当だ、知らなかったなぁ。(棒読み)」
俺もだけど、誤魔化しきれてないし
JM「それよりさ、ヌナが着ていたワンピってジョングギ？」
あぁ、今日のお揃いコーデね
JK「そうですよ、釜山行った時に買いました。」
TH「そのパーカー、見たことないよね。」
俺が、ジョングギの着ているパーカーを指さす
グレーのパーカーで、胸元に歯が出たお茶目なウサギのワッペン
たしか、ヌナが着ていた服の胸元にも同じウサギがいた
JK「今日、ヌナにもらいました。」
偶然で同じブランドの服を渡し合うって、仲良すぎでしょ
嬉しそうに笑うジョングギが、ちょ−っと憎らしく感じた
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
