俺も白ニットでお揃いにしようかな ページ29
JK「・・・んっ。」
寝返りを打って、温かい物体を抱きしめた
それにしても、この抱きまくら癒される
顔をうずめると、ヌナと同じ甘いミルクの香り
JK「ヌナ〜。」
「うっ、く、くるしい。」
JK「え、ヌナ？本物？」
軽くパニックになっていると、勢いよくテヒョニヒョンが部屋に入って来た
TH「ジョングギ、離れろ。ヌナ、起きて。」
ヒョンは、俺からヌナ引き剥がして自分の方へ抱き寄せた
TH「そろそろ出掛ける準備しなきゃ、間に合わないよ。」
「・・・んー。」
TH「ベクヒョンが、待ってるよ〜。」
「オッパ！」
パチッと目を覚ましたヌナは、すぐに起き上ってクローゼットを漁っている
TH「ヌナ〜、何着て行くの？」
「オッパにもらった白のニットワンピ着て、黒のロングブーツとグレンチェックのロングコート。」
TH「俺も、白ニットにしようかな。」
JK「ヒョン、ヌナと二人で出掛けるの？」
TH「バースデーデート♪」
そう言って、部屋を出て行ったテヒョニヒョン
JK「二人で、どこ行くの？」
「ベクオッパのミュージカル。誕生日プレゼントにチケットを用意してくれたの。テヒョンの分と一緒に。」
JK「ふ〜ん。」
洗顔グッズを持って、部屋を出て行ったヌナ
JK「せっかく仲直り出来たのになぁ。」
枕元に置いていた写真集を手に取る
ヌナが、俺だけのために作ってくれた写真集
驚いたなぁ、ヌナがココロさんだったなんて
俺、けっこう恥ずかしい事を本人に向かって口走っていたかも
JK「あぁー。」
恥ずかしさが込み上げてきて枕に突っ伏した途端、携帯に着信が
JK「ミンギュ？」
MG「おはよ、ヌナと仲直り出来た？」
JK「おはよ。出来たよ、プレゼントも渡せた。」
MG「良かったな。」
JK「ありがとう。でもさ、今からテヒョニヒョンとミュージカルだってさ。」
MG「それって、ひょっとしてベクヒョンのミュージカル？」
JK「そう、それ！」
MG「チケットあるよ、行く？」
JK「行く！」
MG「劇場で、ヌナと合流しよう。」
JK「今度、肉奢るな。」
MG「高いヤツね。」
JK「了解。」
通話を終えて、急いで準備を始める
俺も白ニットでお揃いにしようかな
先越されたのは、やっぱり悔しいよな→←ヒョンとキスでもしてた？
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
