ヒョンとキスでもしてた？ ページ28
JK「さっき、ヒョンとキスでもしてた？」
こそっと耳打ちされた言葉に、顔が赤くなる
JK「何だよそれ。」
「し、してないから。」
JK「本当に？」
先程のテヒョンと同じ距離に顔を近づけてきたグク
―――思い出した光景に、グクの顔をぐいっと横へ反らした
「グクには、あの子がいるでしょ。」
JK「は？だから、あれは、」
「昨日だって、こそこそ話していたくせに。」
出演時間が迫ってきたので、局の廊下を探していたら二人を見かけた
親密そうに見えて、声をかけづらくて戸惑ったんだよね
JK「もうつきまとうなって・・・ヌナ、もしかしてヤキモチ？」
「は？な、そ、そんなわけない。」
JK「ふーん、本当に？」
頬をツンツンと突かれる
からかい口調に、ちょっぴり上がった口角
JK「何がおかしいの？」
「別に。」
久々だなぁ、こんな風にグクと話すの
JK『A、お誕生日おめでとう。』
突然の呼び捨てに、ドキッとした事は内緒にしておこう
「ちょっと、きゅ、急に呼び捨てしないでよ。」
JK「え、間違えた？(笑)」
にやついているってことは、わざとか
本当、いい性格してるよねグクって
JK「はい、これ。」
「何？」
JK「バースデープレゼント。」
「あ、ありがとう。ちょっと、待ってて。」
JK「ヌナ？」
私は、部屋から例の写真集を手にグクの隣に戻った
「これ、渡しそびれていたクリスマスプレゼント。」
JK「俺に？」
「うん。」
あの雨に濡れたものの傷みがなかったので、新しい包装紙で綺麗に包み直した
丁寧に包装紙を開けてゆくグクが、中身を取り出して興奮している
JK「ココロさんの写真集だ！！」
その声に反応したテヒョンが、こちらへ来た
TH「秘密だって言ったのに、どうして・・・。」
「それは、ごめんなさい。これをテヒョンに渡したかったから。」
TH「え？」
受け取った物の包装紙を丁寧に開けてゆくテヒョン
TH「写真集？」
「うん。テヒョンの写真集。」
TH「ありがとう、ヌナ。」
嬉しそうにページを捲っているテヒョン
JK「・・・これっ、え？どういうこと？」
私と写真集の1ページを交互に見て、驚いているグク
JM「ジョングギの待ち受けと同じ写真？」
JK「ヌナが、ココロさんなの？」
ゆっくりとうなずいて答えた
目を真ん丸にして驚いているグク、ぽかーんとしているジミン
ジンオッパの仕切り直しで、私たちの誕生会が再開
今日が休みだということもあり、朝方まで騒いでしまった
俺も白ニットでお揃いにしようかな→←キス、してもいいですか？
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
