防弾VSヌナ片想い編 (ページ27)

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キス、してもいいですか？ページ27

TH『Aさん、お誕生日おめでとうございます。あなたに、出逢えて嬉しいです。』

流暢に日本語を話すテヒョン
さっきまでのふざけた雰囲気はどこにもない

『テ、テヒョン。日本語、上手だね。』

そこ？！
今私がテヒョンに言うべきことって、そこじゃないよね
それ以上に、もっと重要なことがあるでしょ

TH『俺、日本語得意だよ。』

『そ、そうなんだ。あはははっ。』

私の乾いた笑いが、虚しく響く

TH『Aさん。』

『は、はい。』

声が、裏返る

TH『キス、してもいいですか？』

テヒョンの声に甘さがまじり、頬に手を添えられる
至近距離で見つめられて、イケメンぶりに耐えられず
思わず目を閉じてしまった
顔が近づく気配がして、テヒョンの高い鼻が触れる

JH「テヒョナ、センイルチュカヘーって起きてたの？」

突然の訪問者たちに、慌てて顔を離す

JM「あれ、ヌナも一緒？」

ジミンと一緒に入って来たグクが、無表情でこちらに近づいて来て
何も言わず、私とテヒョンの間に割り込んで座る
苦笑いしながらホビが近づいてきて、テーブルの上にケーキを置く
飲み物や食器を手に、ジンオッパたちが部屋に入って来た

JM「このケーキ、ヌナの手作り？」

「頑張ってみた。」

JH「テヒョナ、良かったなぁ。」

TH「うん。」

JM「え、ヌナも今日なの？」

TH「そうだよ。俺たち、同じ日に産まれた。ね、ヌナ。」

「う、うん。」

いつものテヒョンが、そこに居た
ユンギやナムやホビが、こそこそ話していて
ジンオッパとジミンは、ケーキをテヒョンに持たせて撮影していた