せっかくの美人さんが台無しだ ページ24
俺がヌナを宿舎へ連れ帰った時には、クリスマスが終わろうとしていた
JN・JH・JM「ヌナ！」
玄関で待ち構えていたジミンに、頭からバスタオルをかぶせられて髪や体を拭かれている
JM「先にお風呂入ってきなよ。」
JH「ヌナ、行きましょう。」
JN「ゆっくり温まっておいで。」
ホビヒョンに手を引かれてお風呂へと向かったヌナ
俺は、ヌナに貸す服とタオルを用意して脱衣所へ
TH「ヌナ、着替えとタオルを棚に置いておくから使ってね。」
リビングへと戻って来た俺に、何か言いたそうなグギ
RM「ジンヒョン、ユンギヒョンには俺から連絡を入れておきますね。」
JN「よろしく。俺は、スープを温めておくから。」
JH「俺は、部屋からブランケット取って来ます。」
リビングに残された俺たち
JK「ヒョン。ヌナ、どこにいましたか？」
数時間前
それぞれ手分けして、ヌナを探すことに
TH「こういう時のヌナが行きそうな場所はっと。」
ヌナが一人になる場所に選ぶのは・・・
そういえば、屋上から景色を眺めていることが多い
今回もそういう場所にいる可能性があるよね
「昨日行った公園の景色が良かったから、また行きたいなぁ。」
そうヌナは、携帯で撮影した景色を見ながら言っていた
TH「そこにいるかも！」
マネヒョンに連絡をして、ヌナがいるであろう公園へと向かってもらう
車の窓に顔をくっつけて目を凝らし、雨の降る外を見た
「どうだ？Aさん、いたか？」
ん？今、人がいたような
TH「マネヒョン、停まって！」
「いたのか？」
TH「たぶん。ちょっと、行ってくる。ヌナ・・・Aヌナ！」
展望台の軒下で、雨宿りしている姿を見つけた
俺に気づいていない
ただ、どこを見るでもなくぼーっとしている
雨に濡れてしまって、せっかくの美人さんが台無しだ
俺の上着をそっとかけると、ビクッと肩を震わせ振り返ったヌナ
「え？！」
TH「迎えに来ました。ヌナ、帰りましょう。」
そう言って、にぃって笑いかけた
「テヒョン、」
TH「車を待たせています、行きましょう。」
手を引いて、マネヒョンが待つ車に乗り込む
シートに引いたタオルの上に座らせて、別のタオルで体を包み込んだ
TH「ヌナ、寒くないですか？」
「大丈夫です。」
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
