一難去って、また一難 ページ2
TH「Aヌナ、これからもっと仲良くなろうね。」
「テヒョーン。」
よしよしって言いながら、背中を擦っているヒョン
JK「Aヌナ、改めてよろしくお願いします。」
俺もヌナを抱きしめた
「ジョングクー。」
グズグズ泣いていたヌナが、気づけば俺たちの腕の中で眠っている
JM「ヌナ寝ちゃったの？」
JK「そうみたいです。」
テヒョナヒョンが、ヌナと俺を交互に鼻をクンクンさせて匂ってきた
TH「ねぇ、二人から同じ香りがする。」
お店で、同じ香りのミストを振りかけたからかも
JM「今日、二人一緒にいたの？」
JK「ヌナが通うお店へ連れて行ってもらいました。」
紙袋を指さして、その店ですって伝える
TH「その店、ファッション誌でよく見かけるよね。」
JK「シュアヒョンとよく行くみたいで、今日も一緒でした。」
JM「ふーん、シュアとも仲いいのか。」
JK「ヌナが高校生の時に、シュアヒョンの家にホームステイしたことがあるらしいですよ。えーっと、ほらこれ見て下さい。可愛いですよね、昔のヌナも。」
口々に感想をメンバーが言っている中、テヒョナヒョンだけ静かに画像を見つめていた
RM「だから、流暢に英語が話せるんですね。」
SG「なんだかんだ、すごい奴だよな。」
メンバーの視線が、自然とヌナに集まる
ヌナの体が傾いてテヒョナヒョンの方へと凭れ掛かった
TH「Aヌナ。」
愛おしそうに、その体を抱きしめ直したテヒョナヒョン
JM「ヌナって、テヒョに抱きしめられることに抵抗ないよね。」
その様子を複雑な表情で見つめているジミニヒョン
JK「そうですね。」
イラッとする気持ちを隠してヌナを見つめる俺
SG「はぁ〜。」
RM「一難去って、また一難。」
JH「見守るしかないですね。」
JN「僕は、Aちゃんの味方しかしないけどね。」
そんな俺たちの様子を苦笑いしながら見ているヒョンたち
RM「起こすのもかわいそうだし、誰が背負う？」
TH「俺が、背負います。」
JK「俺は、ヌナの鞄とプレゼントを持ちます。」
JM「ジョングギ、手伝うよ。」
JH「それじゃ、俺は先に出てタクシーを停めて来ますね。」
SG「ホビ、俺も一緒に行くよ。」
JN「さ、家へ帰ろうか。」
ぐっすり眠っているヌナを連れて、俺たちは宿舎へと帰ってきた
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
