俺の存在をすっかり忘れていましたね ページ50
JK「よし、俺も同じコーデにしよう。」
もらったパーカーに黒のダメージジーンズと赤のニット帽に、いつもの黒リュック
戻って来たヌナにタクシーを捕まえてと言って、先に宿舎を出てもらう
何とかテヒョニヒョンから逃れて、ヌナが待つ外へ急いだ
JK「このお店ですか？」
「はい。そこのカフェに、ジスがいると思います。」
シュアヒョンにカトクで連絡しているヌナ
店の近くでタクシーを降りて、店内で待っているとやってきたヒョン
「ジス、わざわざ連絡してくれてありがとう。」
JS「ううん。俺の方こそ、休みの日に呼び出すことになってごめんね。」
「発売日をすっかり忘れていたから、連絡をくれて助かったよ。」
JS「それなら良かった。ヌナ、こっち。」
ヒョンに案内されて、限定商品の売場へ移動する
幸い店内に人が少なくて、ゆっくりと買い物が出来た
試供用の香りを匂っている
JS「この苺ミルク、ヌナっぽい。」
「このフローラル、ジスっぽい。」
二人の言葉が重なって、顔を見合わせて笑っている
「どう気に入った？」
JS「うん。ヌナが選んでくれた、これにしようかな。」
「じゃ、私は、」
JK「ヌナは、こっちの方がいいと思います。」
「あ、ジョングクさん。」
その反応、俺の存在をすっかり忘れていましたね
JK「どうですか？」
「やっぱり、これにします。」
シュアヒョンが選んだ物をカゴに入れていた
「貸して、ジスの分も私が買うから。」
JS「ダメ。ヌナの分も俺が買うの。」
商品の入ったカゴをヒョンが取り上げようとしたら、ヌナが断る
「そう言って前回も買ってくれたじゃない。今日こそは、私が買う。ね、ジス。」
JS「ん〜、わかった。お願いします。」
「うん。」
レジへと向かったヌナ
JK「ヒョンもヌナと仲がいいですね。」
JS「ヌナが高校の時、家にホームステイしたことがあって。」
JK「え？！」
JS「ほら。」
幼い顔のヌナとヒョンが、顔を寄せ合って写った画像を見せてくれた
「お待たせ。」
JS「あっちに見たいものがあって、ちょっと待ってて。」
JK「あ、俺も行って来ます。」
「うん、わかった。」
その後は、ラジオの収録があるヒョンと店の前で別れることに
タクシーに乗り込む前に、ヒョンから何かを渡されていたヌナ
発進したタクシーに手を振って見送った
※「防弾VSヌナ片想い編」に移行します。そちらもよろしくお願いします※
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
